獣の女医 in アフリカ

ネズミ戦争

うちの屋根裏には、ネズミがたくさんいる。それも、普通のネズミのサイズじゃなくて、ヤマトぐらいのサイズじゃないかと思われる巨大な奴らが、夜な夜なドタドタドタドタッ!!!とマラソン大会をしているのよね・・・。まぁ彼らも同じ生き物だし、別に殺そうとは思っていない。ネズミさんのライフは、ネズミさんの。あすかさんのライフは、あすかさんの。別々に生きていれば、そこまで支障ないんじゃないの?だって、私も獣医の卵、殺生は好きじゃない。

し、しかし・・・、

人に喧嘩売ってんのかいっ?!こいつらっ?!

今までのネズミによる被害:

1.犬のご飯の袋をくいちぎる
  ・貧乏学生には痛い財布への打撃
  ・大事なワン子達に病気が移るかもしれない危険性

2.私のベットの上がネズミの共同トイレ
  ・一晩中排便を催すネズミが入れ替わり立ち代り、騒音公害
  ・っつ〜か、生理的に嫌

3.屋根裏を走る電気コードをかじる
  ・原因不明の長期停電
  ・修理代、またまた財布への打撃

4.屋根裏のセキュリティーアラームのコードをかじる
  ・セキュリティーアラーム鳴らなく、危険
  ・修理代、そろそろいいかげんにせい

5.車のボンネット内に巣を作り、コード食い荒らす
  ・車のライトがつかなくなる、しばらく夜間運転なし
  ・かなりの修理代、なめとんのかい?!

6.車のワイパー液のタンクを食い荒らす
  ・ワイパー使えないこと半年間
  ・新しいタンク購入

せ、戦争じゃ〜っ!!

私とネズミとの戦争は、歴史が長い。3年前にこの家に引っ越した時ぐらいから続いている。しかし、もうとっくに戦争は負けてるので、最近はギブアップ状態。だって、アフリカのネズミ、強すぎるんだもん・・・。考え付く策はもうすべてトライしたが、すべて完敗〜♪アフリカのネズミって、めっちゃ頭いいのよ。

最初はネズミ用の毒を使ったりしてみたけど、次の朝ネズミの死体を犬達が食わないようにとか、結構心配も多かったのでやめた。まぁ、そんな心配なんてしなくても良かったんだけどね。だって、ネズミの奴、絶対に毒だって分かるんだもん。はっきり言って、知能働いてない小さい赤ちゃんネズミしか毒入り餌なんて食わないっす。でかネズミは頭いいから、そんなもの、絶対に食べないらしい。どんなおいしいご飯の中に混ぜても、何度毒の種類を変えても、絶対に食べないのよね。う〜ん、頭いいわ。うちの犬どもっより数倍頭いいに違いない・・・(汗)。

毒作戦が失敗したので、次はトリモチみたいな接着剤の罠をかけてみることにした。で、結果は、

アフリカン・ネズミ、力強すぎっ!!

一回、ベタベタな接着剤にくっついても、力ずくで逃げていきます。罠に残ったのは、足跡とか毛だけ・・・(一応かかったという証拠)。う〜ん、こっちも一応頭使ってネズミ道とかに罠かけてんのにな・・・。ネズミにバレない(?)ように、わざわざ昼間に屋根裏部屋に上ってさぁ。でも、どっかで見ているみたいね、奴ら。だって、2日目から罠を触った後もなし。ムカつくことに、餌だけなくなってるし・・・。人間の私から見ても、どうやってネバネバを避けて餌だけ取っていけるのか、分からん(あすかさん、知能レベル、ネズミ以下)。くっ・・・!

ネバネバがダメなら、次は、トラップだ!(と、この時点ですでに戦闘期間4ヶ月)。なんで、こういう順番なのかっていうのは、一応値段の問題なのよね。毒は一番安い、次に安いのはネバネバ。トラップは金属製なので、高い。でも、もうトラップしかない!ということで、トラップ2個購入。これで、にくっきネズミ達ともおさらばよ〜!

トラップ一晩目。キーキーキーキーといつものようにネズミ軍団は屋根裏中を走り回っている。そして、深夜12時ごろ。

バタンッ!!!(罠しまる)

キーッ!(たぶん、はさまれた奴の叫び声)

チューチューチューチューッ!(びっくりしてパニック状態におちいるネズミ達)

バタバタバタバタッ!!(危険を察知して逃げ回るネズミ達)

そして、

・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・ (沈黙) 「ふっ♪」(あすか)

つ、ついに、あすかさんの勝利の日がやってきたのねぇ♪(ネズミの共同トイレの下にあるベットの中で感動をかみ締める)。

朝起きてみると、1キロぐらいあるんじゃないかと思われる巨大なネズミが頭蓋骨のど真ん中に罠が閉じて、頭まっぷたつにされてひっかかっていた。お〜っ!メードさんと一緒にかなり感動。ここまで来るのに、長かった・・・。いや〜、何度ネズミにしてやられたことか。ボスネズミもいなくなったことだし、これからは静かな平和な日々がやってくるのね・・・。

って、思っていたんだけど、

やっぱ、ネズミの方が上手だった!

次の日から、かかりません・・・・。誰も。アホな子ネズミどもさえも。どうやら、情報が伝わるのは、かなり早いらしい。

「ハタリ!ハタリ!ハタリ!ハタリ!(危険!危険!危険!危険!)」(ネズミ)

誰もひっからね〜・・・。かなり驚くことに、餌を取ると罠がバタン!と閉まるはずなのに、餌だけなくなってる。ど〜してぇ〜??罠を閉じさせないで餌だけ持っていくスキルがあるとは!恐るべし、アフリカのネズミ!絶対に人間より頭いいぜ。だって、餌だけ動かしたら、絶対罠閉まるんだって、バタン!って。

実際、あすかさん、指はさんだから・・・(涙)。

痛かった・・・。どうやって持っていくのかなとトライしたてみたら、バタン!ゆ、指が罠に・・・(血が出ました)。ちくしょ〜!私ゃ〜、ネズミ以下か〜っ?!(くっ)

次は、カゴ型トラップ!(懲りない奴) で、スーパーで値段調べてみたら、た、高い・・・。また失敗しそうなので、お金出す気になれず。では、メカニカルな罠がダメなら、後はバイオロジカルな罠しかないでしょ!ネズミがオシッコちびってしまいそうに怖いバイオロジカルな罠、それは自然界の天敵。猫とか、蛇とか、フクロウとか。でも、うちは犬がいるから、猫飼えないし。蛇探してってガーデナーさんに頼んだら、メードさんが出てくって言うし。フクロウはケニア人にとって悪魔の使いでみんな嫌がるし。

で、動物学やってた私のCDコレクションの中で、いいもの見つけましたよ。アフリカの野生動物の鳴き声CD!(なんでそんなCD持ってんじゃい?)そして、私が探していたのは、フクロウの泣き声♪ネズミさんが怖がるフクロウの声をボリューム大にしてかけてみよう!さっそく、屋根裏の入り口を開けて、CDプレイヤーを上向いてセットして。夜になったら、見てろよ〜、ネズミ達!

「ホッホッホーッ!ホッホッホーッ!ホッホッホーッ!ホッホッホーッ!バタバタバタ!(フクロウが飛び去る音)」

すると、さすがのネズミ達もびっくりして、走り回る足音が急にシーン・・・(成功か?)

リピート・トラックを押したので、永遠と続くフクロウの声。しばらく続けてれば、ここは危険!と思って、移動してくれるよね?

で、でも・・・、

ホッホッホーッ!ホッホッホーッ!ホッホッホーッ!ホッホッホーッ!ホッホッホーッ!ホッホッホーッ!ホッホッホーッ!ホッホッホーッ!ホッホッホーッ!ホッホッホーッ!ホッホッホーッ!ホッホッホーッ!ホッホッホーッ!ホッホッホーッ!ホッホッホーッ!ホッホッホーッ!ホッホッホーッ!ホッホッホーッ!ホッホッホーッ!ホッホッホーッ!ホッホッホーッ!ホッホッホーッ!ホッホッホーッ!ホッホッホーッ!ホッホッホーッ!ホッホッホーッ!ホッホッホーッ!ホッホッホーッ!ホッホッホーッ!ホッホッホーッ!ホッホッホーッ!ホッホッホーッ!

ね・・・、眠れん・・・。

やばい、まじで寝れん・・・。うっせ〜、気味がわり〜、縁起わり〜。でも、ここで負けちゃいけないわ、あすか!(自分に言い聞かせる) 無理やり寝てしまえ!で、無理やり寝てみたら、

悪夢・・・。 (フクロウに食い殺されました・・・)

フクロウの泣き声、やめっ・・・。

くっ、ネズミ戦争、完敗じゃ・・・。アフリカの生命パワーにはまいったっす。


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フクロウの声♪