クロサイの森の危機!
●●●●●2月2日のJMMの「マサイマラ・リポート」から引用●●●●●
今、マサイマラのロッジ建設の問題が、国際的にホットな話題になっている。私達が働いているマラ・トライアングルの隣になるナロックと呼ばれるエリアで、絶滅の危機に面しているクロサイの生息地の森を破壊してロッジを建設している会社があるのである。この会社はもう何年も裁判からのストップオーダーなどが出されているのにも限らず、ロッジ建設を続けている。あらゆる自然保護関係の人間が建設廃止を訴えたが、建設は止まるどころか、ついには2010年の観光客の宿泊予約を取り出してしまう始末。

問題のサイの生息地である森(煙が出ている場所と川沿いに見えているのが建設中のロッジ)
マサイマラは、アフリカで唯一、人間の手が加わることのないクロサイの人口が残っている場所である。他のエリアのクロサイは、トランスローケーション(移動)で他の公園から人工的に持って来られた個体のみである中、マサイマラのクロサイは唯一オリジナルの人口であり、今現在40頭しか残っていない貴重な人口だ。そして、このロッジが建設されることで、クロサイたちが生息地として生き延び得て来た森がまた一つなくなってしまうのである。

この何年の間、ロッジ建設を反対する為に何度も裁判があった。しかし、有力政治家のプッシュが強く、裁判所のストップオーダーもむなしく、建設は続くばかり。政治家の言い分は、「このロッジの建設はケニアの観光業にとって良いことだ。クロサイの生息地だから建設をストップするなんてとんでもない」という、とんでもないもの。マサイマラは「観光」の為に作られた場所ではなく、「動物」を保護する為に作られた場所であることを全く理解していない発言である。

自然保護関係の人間がロッジ建設反対運動の限界を感じていた時、マサイマラに観光に来たことがある一人のアン・ローズというイギリス人女性が、個人でオンラインの FACEBOOK を使って、マサイマラの自然を守ろうと呼びかけを開始したのである。彼女は政治家にコネクションがある訳でもないし、ケニアにコネがある訳でもない。観光客である彼女のスタンスはただ一つ。「私はこの会社の建てるロッジには泊まらない」というシンプルなもの。そして、10,000人の署名を集めて会社と政府に送るのだと言う。この署名運動には、かの有名なBBCの自然番組「ビッグキャット・ダイアリー」のプレゼンターであるジョナサン・スコット氏なども参加し、イギリスをベースに広がって行った。そして、先日にはイギリスの新聞 Telegraph に大々的にこの問題が取り上げられたのである。

イギリスの観光客を相手にしているロッジにとって、このメディアでの自然破壊の暴露はとても痛いダメージである。そして、これには何年もロッジ建設の反対運動を続けていた自然保護関係の人たちも、びっくりしてしまった。なにしろ、自分たちが出来なかった「ロッジの自然破壊問題の暴露」をたった一人の女性がやりとげてしまったからである。
しかし、ロッジの建設はまだ止まってはいない。このまま署名運動が終わってしまえば、何もなかったようにロッジ建設は続くだろう。私も自分たちがいる川の反対側から自然破壊の現場をこの目で見たくて、先日ロッジ建設場を訪れてみた。マラ川の向こうでは大勢の従業員の姿が見え、チェーンソーの音やらトンテンカンテンという金槌の音やらの騒音が森に響いていた。また動物たちの住処の静かな森が人間たちに占領されてしまうかと思うと、私は悲しい気持ちになってその場を去った。そして、アン・ローズさんが立ち上げたサイトには、私が見たのとまったく同じ風景を写した悲しい写真が載っていた。
もし私がサインすることで、この建設が止まるのなら・・・という思いで、自分もアン・ローズさんの署名運動のサイトに自分も署名することにした。観光でケニアに来る人は、野生動物を見たい為にやってくる。それなのに自分たちが泊まるロッジのせいでクロサイが絶滅してしまう可能性があることを知ったら、どれだけ悲しい気持ちになるだろう?お金儲けの為ならクロサイの生息地だろうが気にしないというスタンスのロッジに泊まりたいと思うのか?そんな観光客はいないだろう。ツアー会社や政治家にも、ケニアに観光に来る一人一人の気持ちを伝えたい。アン・ローズさんのそんな思いから始まった第一歩。一人の人間が勇気を出して始めた運動が、マサイマラのクロサイの森を救えるかもしれない。
そんな彼女に共感を受ける方がいたら、一人でも多く日本の声を届ける為、オンライン署名にサインして下さい!(匿名希望でも署名出来ます)
●●●●●2月2日のJMMの「マサイマラ・リポート」から引用●●●●●
先週のJMMの記事で書いた、「クロサイの森の危機」が発行されてから、日本からの署名(日本人で外国に住む方も含めて)がアン・ローズさんの「I will not safari with Somak」の署名サイトに集まっている。「サファリに来ることでクロサイが絶滅してしまうのなら、ケニアなんか行きたくありません!」や「サファリの意味がありません!というコメントを読んだ時には、その思いが分かるだけに私まで心が痛んでしまった。
現在で全世界から「クロサイの森を守って欲しい!」と願う人たちからの署名の数は、2,445にもなっている。そして、署名のコメントを読んでいて、ケニア人が結構いるのには驚いた。今までだとサファリビジネスや環境保護問題は、外国人が訴えるばかりで、ケニア人はあまり興味をしめす人は少なかった。しかし、この5年ほどであろうか、年々多くのケニア人の間で自国の自然や動物を守りたいというスタンスを取る人が増えて来ている。マウの森林破壊など、ケニアの若者の間で熱く口論される時代が来るとは、ちょっと昔までは想像も出来なかったかもしれない。これは、インターネットがケニアの若者の声を世界に届かせることを可能にしたのが、大きいだろう。今までは政治家などがメディアをコントロールし、若者の意見は踏み消されていたのも同様だったが、時代は変わって来ているのだ。他の国にはだいぶ遅れを取ったが、賄賂をばらまいて許可取りをして好き勝手に自然破壊を起こし、その事実を隠し通すことは、ケニアでも出来なくなっているような気がする。
2010年1月18日に出た問題の会社のプレス・リリースのレターや、ナロック州のワーデンのリポートを読むと、実際にマサイマラで働く私としては疑問を感じない訳にはいかない。プレスのレターには、「ロッジ建設サイトにはサイは生息していないことが証明されている」と書かれているが、これは「ロッジ建設が開始して以来、このエリアでクロサイは見られていない」の間違いではないのだろうか?イギリスの新聞「Telegraph」には、「クロサイのモニタリングチームのデータによると、2008年6月にロッジ建設が開始された時点では5頭のクロサイがこのエリアで見られているが、去年の6月と12月のセンサスではクロサイは1頭も発見されていない」と書かれているが、実際のデータを見てみると、事態はもっと深刻である。
マサイマラ全体で40頭のクロサイが生息しているが、そのうち約10頭は私たちのいるマラ・トライアングル(面積510平方キロメートル)に生息している。すなわち、問題の森があるナロック州には、30頭のクロサイが生息していることになる。そして、2006年2月には、この森でカウントされたクロサイの数はナロック内のクロサイの40%にも当たる12頭がカウントされているのだ。その数はロッジ建設が開始された2008年6月には4頭にまで減ってしまい、同年7月と8月には3頭しかカウントされていない。2009年に入ると、1月に2頭、2月に1頭カウントされていて、その後7月に1頭カウントされるまでは、3月から6月の期間は森からクロサイの姿は消えている。そして、2009年7月の1頭が最後に、現在までこの森でクロサイの姿は見られていない。「クロサイの森を破壊するな」とバッシングを受ける以前は、ロッジの名前は「ASHNIL EMUNY MARA CAMP」と宣伝されていた。「EMUNY」は、マサイ語で「サイ」という意味である。クロサイが生息していないと言い切るのなら、なぜロッジの名前に「サイ」が入っていたのか・・・?
プレス・レターに書いてある「ワーデンのリポートではロッジ建設はマサイマラの自然に悪い影響を及ぼさないと証明されている」というポイントも、リポートで書かれている2008年のナロック州の保護区内のベッド数のデータを見て驚いてしまった(ロッジの数では実際の宿泊数が分からないので、「Bed Capacity」(ベット数)を元に問題を指摘したいと思う)。リポートでは、マサイマラ全体のベット数は、「3,248」で、ナロック州の保護区内のベット数は「570」とされている。この数を元に「ロッジが建設されることでマサイマラの自然に悪影響は及ばない」という議論付けがされているが、これはマサイマラの現状を知らない人を混乱させる物の書き方である。
2009年のデータによると、マサイマラ全体のベッド数は「3,473」。そのうち、ナロック州の保護区内のベッド数は「1,151」である(どこから570が出て来たのかは分からない)。そして、忘れていけないのが、保護区の外にあるが「保護区内」でゲームドライブするロッジのベッド数である。リポートでは、「Siana Springs Masai Mara Conservancy」、「Majimoto Group Ranch」、「Olkinyei Conservancy」、「Olderkesi」などと細かくベット数をエリアごとに個別に書かれているが、これらの宿泊客はすべて保護区内でサファリカーを走らせることになるのである。このように外に建っているが、サファリで保護区を使用しているロッジのベッド数は、さらに「1,018」もある。したがって、ナロック州の保護区を利用する観光客のベッド数は、「2,169」もあることになるのである。決して「もっとロッジ施設が必要」という数ではないだろう。
平均宿泊%を元に計算すると、ナロック州の保護区は公園費を年間1,535,663,588シリング(20、475,514米ドル(約1、832、558、548円)を観光客から得ていることになる。。去年このナロック州の保護区の公園費を集めていた会社は、この問題の会社であることは、あまりケニア以外では知られていない事実である。公園費を集めていたツアー会社が、裁判所のストップが出ているのにも限らずロッジ建設を続けている・・・。この事実に何かふに落ちないのは私だけなのか?先月までは「2010年2月1日にオープン予定」とHPで宣伝されていたが、今日同じHPを見ていると「2010年3月末にオープン予定」と変更されていた。一人の観光客であるアン・ローズさんの熱い思いで始まった運動が、なんらかの影響を与えていることを祈る。
●●●●●2月24日のJMMの「マサイマラ・リポート」から引用●●●●●
JMMの記事でも何度か指定しているマサイマラの問題、「クロサイの森の危機」
だが、先週と今週合わせてもケニアの新聞「Star」に合計4回、そして、イギリスの
新聞「Telegraph」と「Independent」でもこの問題が取りあげられている。アン・ローズさんの署名運動も3415人にもなっている。
先週、問題になっているツアー会社「SOMAK社」が、AITO ( Association of
Independent Tour Operators )のプレッシャーを受け、ケニアのツアーオペレーター
宛に手紙を出した。内容は、「somak社は、Ashnil Hotel Ltd の建設するロッジの
セールスをしない」というようなものであった。そして、その日のうちにsomak社の
HPから Ashnil Mara Camp のページが削除された。Somak社は Ashnil Hotels Ltd
とは関係のない会社だという主張がされているが、Ashnil Hotels Ltd はSomak社の
ディレクターである、ソファット夫妻がオーナーである。ケニアの登録住所も、「Somak House」とSomak社と同じ建物内にあり、「Ashnil」という名もソファット氏の息子「Ash」と「Anil」を引っ付けたものだという。これでもAshnilとSomakが関係ないと言い張るのだから、開いた口が塞がらない。
新聞での自然破壊の現状の暴露、そして、続く署名活動もむなしく、ロッジ建設はいっこうに止まることはない。マサイマラの上空を飛行機で通る機会があったので問題のロッジを上から見てみることが出来たので写真を撮ってみた。ロッジ建設現場は私が以前見た時よりもさらに倍の大きさになり、コンクリートを敷き詰めてプール建設などが進んでいた。上空から見る現場は、木が切り倒されてしまって大きな森にポッカリ穴が開いたようで、見ていて胃がムカムカしてしまうほど気分が悪い光景だった。
新聞の記事が出てすぐ、ナロック州のワーデンが、「極秘のマラのクロサイの人口情報をプレスに流した」と抗議のレターが、元クロサイ・モニタリングチームのヘッドであったレンジル氏宛てに出された。クロサイの人口がなぜ「極秘」なのか?そして、抗議レターに添付された彼のリポートは現在のクロサイの人口は減少していないと主張するものだった。興味深いのは、このロッジ建設をプッシュするつもりのリポートの一番最初のページに書いてある文章である。
「マサイマラのクロサイの人口は、70年代から環境の変化、保護区管理の体制の変化により減少してしまった。クロサイの密猟は保護区のセキュリティー改善により減少したが、クロサイの人口は90年になっても完全な復活をしてなく、40頭ほどしか残っていない。このクロサイの人口の減少の他の理由は、森林の減少、生息地の変化(分離と減少)、保護区内に入ってくる家畜の影響やゾウによる森林破壊にあると思われる」(Mukinya, 1973; Walpole et al., 2001; Okita et al., 2007)
自分のリポートでクロサイの人口が完全復帰出来ない理由が、「森林の減少」と「生息地の変化(分離と減少)」と、はっきり書いておいて、なぜマサイマラ最大のクロサイの森のど真ん中でのロッジ建設をサポートするのか?
絶滅動物のクロサイが完全にこの地球からいなくなってしまう前に、消費者である観光客が「Enough is enough with the irresponsible tourism」(無責任な観光はいい加減にしろ)と声を合わせて、戦うべきではないだろうか?
●●●●●3月2日のJMMの「マサイマラ・リポート」から引用●●●●●
マサイマラのクロサイ問題の発覚で、ケニアのNEMA(National Environment Management Authority)がバッシングを受けている。NEMAは、ロッジ建設などの時に必要なEIA(Environmental Impact Assesment)や建設ライセンスなどを発行するオフィスだが、多額の賄賂を受け取りいいかげんなEIAや、環境アセスメントエクスパートの意見を無視した建設ライセンスを発行し
ていることで有名である。
この新聞記事の中で問題視されているNEMAが発行したEIAの一つ、マラ・トライアングル内の「コブラコーナー・ロッジ」はたった1日で発行されたというからどれぐらい巨額な賄賂を払ったかがかいま見れる。コブラコーナーとは、タンザニアの国境近くの森の中にあるサイトで、保護区管理施設としてロッジ数をコントロールしようとしてマラコンサーバンシーが何年も反対していた場所であり、今回建設ライセンスが破棄されることになった。今でさえ毎日保護区の中を走る百台以上のサファリカーによる環境破壊、ドライバーたちのアニマルハラスメントなどの動物生態への影響、道の修復などで大変なのに、これ以上ロッジが増えてしまったらはっきり言ってエコシステムへの負担が大き過ぎる。
このようなエコシステムへ全体を守ろうという考えは、躍起になってロッジを建設しようとしている人たちには思いつきもしないのかもしれない。クロサイの住処がなくなろうがおかまいなしでロッジを建てているナロック州でマサイマラの将来に心を痛めていたが、トランスマラ州のマラトライアングル内のコブラコーナーの建設ライセンスが破棄されることになり、少しだけ野生動物の将来に希望が見えて来たかもしれない。
SOMAK社が建設に関わるロッジ建設関係者は、「EIAに基づいた建設ライセンスを発行されているので違法ではない」と口を揃えて言うが、実際にそのEIAを読んでみると環境や動物のことなんか何も考えていないのが分かる。EIAの20ペ
ージにある生息動物のリストは、ひどいものである。マサイマラに生息している野生動物のリストの中に、「Beisa Oryx(オリックスの亜種)」「Gerenuk(ゲレヌク)」「Grevy's Zebra(縞が細いシマウマの亜種)」「Reticulated Giraffe(アミメ・キリン)」などと書いてあるが、そんな動物はマサイマラには生息していない(全部北部ケニアに生息する動物)。19ページにもマサイマラの植物について書いてあるが「Desert Rose」(Adenium obesum)などマサイマラには見られない植物である。SOMAK社が北部にある国立保護区内に建てたロッジ(これもかなり環境破壊でバッシングを受けている)の為に書いたEIAの名前を「マサイマラ」に替えただけのものであるのが、一目瞭然である。はっきり言ってここまでいい加減な書類だと、開いた口が塞がらない。その土地に何の動物が生息しているかも調べないで書かれたいい加減なEIAを元に建設ライセンスを取得し、「違法じゃない」と大口を叩いているSOMAK社。私に言わせてみれば、その下拙な行為だけでも、「違法」である……。
●●●●●6月11日のJMMの「マサイマラ・リポート」から引用●●●●●
マラ・トライアングル以外のエリアでの私が不在だった期間のニュースは、どれも
心が痛くなる暗いものばっかりだった。ナロック州でのクロサイの森のど真ん中で建
設されていたロッジは、あれほど国際的なバッシングを受けながらもその建設を終わ
らせ、お客を取り始めてしまったそうだ。そしてロッジのオーナー会社の親会社であ
るSOMAK社は、クロサイの森の保護を訴えたワーデン、そして保護団体、さらに
その報道をした新聞社を「不当な報道でロッジの収入が減った」という理由で告訴し
ているそうだ。今、保護団体は裁判にかけられている。アン・ローズさんによる勇気
ある署名活動は、腐敗された観光業の有様と野生動物保護など何も考えない人たちによって潰されてしまったのである。
一度はネットから姿を消した「Ashnil Mara Camp」のページは、またサイトに復活し、観光客のブッキングも取り始めたようだ。そして、悲しいことに大々的な雑誌広告などにより、ロッジ建設の背後にある「クロサイの森の破壊」という事実は、臭いものに蓋をするように消されつつある。後は、マサイマラに来る観光客の一人一人がこのロッジに泊まらないというスタンスを取り、ロッジ閉鎖を祈るだけである。ロッジが閉鎖されて人がいなくなれば、何年か後の静かな森は本来の主のクロサイたちが戻って来れるのだから。

署名運動がまだクロサイの森を守ることが出来るのかは分からないが、まだアン・ローズさんの「クロサイの森を守る運動」に署名していない方がいたら、一人でも多く彼女を応援して下さい!
(匿名希望でも署名出来ます)
●●●●●関連記事●●●●●
Somak refutes claims Kenyan lodge affects rhino habitat
Somak Refutes Claims Kenyan Lodge Affects Rhino Habitat
Conservationists say safari lodge a threat to black rhinos
Ntimama, Balala clash over Mara camp
Survival of the Mara Must Always Take Priority
"Balala is wrong on Mara Project: Nairobi Star, 2nd October 2008"
He was quoted as having supported the proposed project, the Olkeju Rongai Lodge, on the grounds that the country needs more tourism revenue. He accused those who were opposing this project -led by his Cabinet colleague William Ole Ntimama - of seeking to protect their own interests. The Maasai Mara National Reserve was never created for tourism. It was created as a conservation area for unique ecosystem that is of worldwide value. Tourism a secondary and complimentary activity to earn revenue, but should never ever be allowed to threaten the protected ecosystem

"Sunday Times, 17th January 2010 by Chris Haslam"
Leading conservationists have joined in a call to boycott the top safari operator Somak. Jonathan Scott, presenter of the BBC's Big Cat Diary, and Brian Jackman, the veteran safari writer and Sunday Times contributor, have added their names to a petition on the Care2 campaign website after the company started bookings for the controversial hotel that, they argue, will jeopardize the future of the critically endangered black rhino.
Environmentalist allege that the Ashnil Mara Lodge is being built in the middle of one of Kenya's most important black rhino breeding habitats. "I have no hesitation in putting my name on the campaign", Scott said. "A company of this standing should be prepared to play its part in halting the rash of the development threatening the Masai Mara". The famously mild mannered Jackman says he was "incandescent with rage" at the move.
There are less than 40 black rhinos living in the vast Masai Mara National Reserve. Of these, more than half are thought to live in the small tract of forest where the 60 bedroom lodge owned by Somak subsidiary, Ashnil Hotels, open next month.
Somak pledge to "walk away from the lodge" should it be proved that the area is the breeding habitat, but said it was "non-issue". Matt Walpoll, the head of ecosystem assessment at the UN Environmental Program, argues that this is disingenuos. "Black rhinos live, eat and sleep in the area" he said. "You cannot distinguish this from breeding habitat"

"Rhinos besiege as lodge crops up on breeding spot " Nairobi Star, 6th Feb 2010.
●●●●●クロサイに関する研究記事●●●●●
An integrated management strategy for the conservation of Eastern black rhinoceros, Diceros bicornis michaeli, in Kenya; R.Amin, B.Okita-Ouma,K.Adcock, R.H.Emslie, M.Mulama & P.Pearce-Kelly (2006). International Zoo Yearbook 40: 118 – 129
Status of the black rhinoceros in Masai Mara National Reserve, Kenya; Morgan-Davies, M. (1996). Pachyderm, 21, 38-45.
Density, distribution, population structure and social organisation of the black rhinoceros in Masai Mara Game Reserve; Mukinya, J.G. (1973). East African Wildlife Journal, 11, 385-400
Feeding and drinking habits of the black rhinoceros in Masai Mara Game Reserve; Mukinya, J.G. (1977). East African Wildlife Journal, 11, 125-138
An apparent decline in the Masai Mara black rhino population; Walpole, M.J. & Bett, P. (1999a). Pachyderm, 26, 123.
Factors affecting the recovery of the Masai Mara black rhino population; Walpole, M.J. (1993). Wildlife and People: Conflict and Conservation in Masai Mara, Kenya, 17-25.
Population dynamics and future conservation of a free-ranging black rhinoceros population in Kenya; Walpole, M.J. et al. (2000). Biological Conservation 99 (2001) 237-243.
Nine ecological reasons why this habitat should be preserved:
According to data collected by Mukinya, Range Land A - where the lodge is being constructed - historically has the highest carrying capacity for black rhinos inside the reserve.
The Masai Mara National Reserve rhino population is the most significant free-ranging population in continental Africa because of its relatively large area of continuous habitat (Walpole et al. 2001, Biological Conservation).
Most woodlands and thickets in the Mara Reserve are found on hilltops and slopes, ridge tops and along streams and rivers. Woodlands and thickets constitute critical habitats for rhinos, elephants, giraffe, waterbuck, reedbuck, bushbuck and dikdik. The riverine habitats are also critical resting, denning and breeding sites for lions, hyenas and leopards.
Intensive monitoring since mid 1980s has shown that the majority of Mara rhinos reside in the Keekorok Sector of the reserve, with numerous sightings along the Olkeju Rongai stream.
Declining woodland cover (Dublin, 1991; 1995; Lamprey and Reid, 2004) and excision of prime rhino habitats through fencing by lodges, tented camps and campsites and disturbance by tourism is keeping the Mara rhino population below a third of its historic population levels (about 150 animals in 1960).
The small size of the Mara rhino population due to habitat loss and destruction raises serious concern regarding their long-term genetic viability. Such small populations can be highly inbred. This is of great conservation concern since the Mara rhinos are a genetically pure population of the lowland race that is immune to the tsetse-transmitted disease Trypanosomiasis. This population has never been mixed with the highland strains through the introduction of translocated animals.
Massive declines in numbers of many species requiring riparian habitats in the Mara indicate negative effect of habitat loss in their population performance (breeding, survival and recruitment). Several reports reveal declines in numbers of many large mammal species sufficient to warrant serious conservation concern. Declining species include giraffe and waterbuck among many others (Broten and Said, 1995, Otichillo et al.; Ogutu et al. In Press). It is remarkable that the two important species dependent on woodland habitats (roan antelope and the greater kudu) have become extinct in the Mara reserve in the last three decades.
Also, large carnivores stalking open-country antelopes that require habitats with good cover, such as lions have also dropped in numbers relative to their population in the 1990s. Another important carnivore in the Mara, the wild dog has become extinct within the Mara reserve.
Construction of lodges, tented camps and campsites along riverine forests and fencing these areas to guarantee security of visitors excludes many species of wildlife from their prime habitats and access to water. The importance of these habitats will increase given rising temperatures and increasing rainfall in the Mara (Ogutu et al. 2007) because riverine habitats keep moisture for longer and thus support green grass, leaves and twigs for longer periods that open plains.
●●●●●関連書類のダウンロードはここから●●●●●

