獣の女医 in アフリカ

4月19日

夜中12時からヤマトがお産に入った。2時間たっても、3時間たっても、力んでも赤ちゃんどころか羊水も出てこない。触診してみると、子犬の足が1本触れるだけで、頭も何も触れない。もうしばらく触診していくと、子犬がお腹を上にして、首が産道の前でつっかかって出てこないらしい。いくら首を戻そうとしても、腕1本膣に入れられる牛じゃないんだよね・・・。指1本しか入らない小さな犬の産道内で、子犬の体位を変えるのはかなり難しい。ヤマトが疲れてきたので母体にも危険ということで、午前3時にドクター・マトレに電話してクリニックで帝王切開手術して子犬を5匹取り出した。前々からヤマトがやたら水飲むようになってきたので、パイオメトラ(子宮に膿がたまる病気)かなと思っていたら、クリニックで膣から黄色の液体が流れ出てきた。パイオメトラは再発してメス犬にとってかわいそうだから、ヤマトは不妊手術することにした。ヤマトの子宮はやたら薄くて、取り出す途中に破れて中から子犬が出てきた。産道をブロックしていた子犬は、まっすぐの姿勢ではなく、ボールみたいに丸まっていた。これじゃ〜、産道もつまるさ。子犬は5匹生まれたけど、卵巣を取り除いてしまい、ヤマトはミルクが出ないんだよね。私がミルクあげて世話するしかないのか・・・、でも生存率低いんだよね。子犬が生まれてうれしいはずだったけど、ヤマトの難産と子犬の人口食事やりのことを考えると気分が重い。