獣の女医 in アフリカ

5月16日

今週は、救急ユニットのローテーション。朝10時から回診始まって、終わったのは7時!まじで、疲れるわ〜。キトゥスルに始まり、カレン、カワングワレ、ンゴングまで回ってきた。カワングワレの牛は、釘とか飲み込んで、第2胃から心臓につきささるTRP(Traumatic Reticulopericarditis)の典型的なケースだった。4週間前から、自称ドクターが治療していたけど、全然治らないのでうちの大学が呼ばれたらしい。TRPは、ナイロビ内でよく見るケースだから、ブヨブヨに水ぶくれした胸、弱った心臓、水下痢などで、すぐ分かる。「これは治せる病気じゃないから、肉として下ろした方がいいですよ」と飼い主に告げると、いきなりおばあちゃんが泣き出してしまった。「4週間前から、6000シルも薬代使ったのに!」と号泣。

ケニアにはアニマル・ヘルス・アシスタントというコースを取って、勝手に「ドクター」の名を使って、動物の治療している人がいっぱいいる。抗生物質とかを打つぐらいの知識しかないのだが、治療費が獣医より安いので農家の人はそういう人達を呼んでしまうことが多い。彼らの適当な治療によって、農家の人は返って高くついているような気がする。