獣の女医 in アフリカ

10月12日

「しばらく、ご飯を食べてないんです」と言って、動物を連れてくる人が多い。「しばらくってどのぐらいですか?」と聞くと、「う〜ん、5日ぐらいかな・・・」とか。5日も食べてないのっ?!動物は1日でも食べないのは、具合の悪い証拠なんだから、すぐ連れてこよ〜よ・・・。昨日来た猫の飼い主さん、「うちの猫ちゃんはね、私の手からじゃないとご飯食べないのよ」と、自分で猫にエサをやりに来た。「この子はね、食べ物をちゃんと床から拾えないの」とか、「私がブラッシングしてあげないと、この子は自分で毛づくろいが出来ないの」とかいろんな言ってるわりに、ご飯を食べた直後にすぐ吐き戻してしまうから5日間もご飯食べていない猫を6日目になってクリニックに連れてきた。そんなにかわいがってるんなら、もっと早くクリニック連れて来てあげようよ・・・。

「うちの子はかわいがってます」と言う飼い主ほど、本当の意味で動物に気にかけてあげていないのは、気のせいだろうか?都合の良い時だけ猫かわいがりとかしているくせに、動物が気分悪い時のシグナルなどは見逃しているんだよな〜。動物は喋れないから、飼い主からの情報が診断にとってとても大切になってくる。Ultrasoundとか便利な機械なんかないケニアなんて、特にそう。うちらは実際に毎日その動物と接している訳じゃないから、普段どんな感じなのかなんて分からないんだよね。だからこそ、飼い主がちゃんといろんなことを注意して見ててくれると助かるんだけどな〜。この国はメードさんやらボーイさんがいるから、飼い主があんまりよく動物を見ていない。おまけにメードやボーイは、ペットなんて観念ないから、「イメ・ゴンジェカ(病気です)」ぐらいしか言ってくれないのよね。「食わない」以外は、「ハイコ・サワ(普通じゃない)」んだと・・・(はひぃ〜〜)。