12月2日
さっそく朝からスカウト(レンジャーみたいな人)と一緒に現場回り。そこいら辺で放牧している子供達などを情報源として、死んだシマウマがいないか、永遠とサバンナをさ迷うこと3時間。昼ごろになって、やっと見つけましたよ、シマウマの死体〜!死んでいたのは、6ヶ月ぐらいの子シマウマ。しかも、超フレッシュっす(早朝ぐらいに死んだと想定する)。ふむふむ、確かに外傷はない・・・っつ〜か、あるぞ、外傷!思い切りあります、なんか綺麗な切り口が・・・(ナイフっぽい)。どういうこと?などど思っていたら、案の定、「心配するな、この傷は子供達が犬にあげようとして切ったらしい」(やっぱ) その外傷を覗けば、見たところ、出血なし、外傷なし、怪しいとこなし、って感じ?でも、歯茎とか目の粘膜がやったら真っ白なのが気になる・・・。さて、皮剥いで腹でも開けるかしらね。すると、腹の中はガキンチョが腹をナイフで一突きしたおかげで、ウンコまみれ・・・(オ〜イェ〜)。そして、ほとんどの臓器が真っ白になってて、かなりの貧血状態。それにしても、なんか感染症とかの気配ないんすけど、気のせい?見つかるのは、大量なミニョー(回虫)。出てくる、出てくる。大腸も小腸も胃も、ミニョーばっかし。馬の胃に張り付いているオレンジの頭した虫(Gastrophilus spp.)、寄生虫学でホルマリン漬けのは見たことあるけど、ムニムニ動いているのは初めてじゃ(ぎもじわるぃ・・・)。回りで見ていたマサイ達も、「オーショ!(マサイ語の奇声)」。

それにしても、マサイ達、牛やヤギとかの反芻動物ばっか解体しているから、馬系の体の仕組みが珍しくて仕方ないみたい。「これは何だ?」、「あれは何だ?」と興味深々(でも、単純な腎臓とかを何?とか聞いてくるので笑える) 結局、舌から大腸まで全部調べて大量の回虫と虫以外は何も怪しいもんは見つからなかった。真っ白な臓器に大量の回虫、どう見てもただの極度の数の回虫による貧血状態にしか見えないんだけど・・・。そんな簡単なことでいいの・・・?シマウマは通常ひどい数の回虫を抱えているんだけど、時々体が耐えられないレベルの数になってしまうと死ぬらしい。これも、そうだと思う・・・んだけど、かなりふに落ちないですわ。今までの突然死は全部大人だし、絶対このシマウマの赤ちゃんは、今までとは関係ないもんだと思う。早く、大人のシマウマの死体を見つけなければ!
