獣の女医 in アフリカ

12月4日

昨日の夜、もう何もないなと思っていたら、いきなり仕事が入りました。「シマウマが死んでるぞ!」って、アンタ、今、もう夜だよ・・・。でも、次の日の朝まで待ったら、サバンナの「キファギオ(ホウキ)」→(ハイエナ)にやられてしまうから、真っ暗闇で検死をするはめに。夜10時まで検死してましたわ。夜中に車のライトの光を使って検死するなんて、なんてクソ真面目な私・・・。

おまけに、「シマウマが死んでいる」というリポートだったのに、なぜか行ってみたら死んでいたのはシマウマじゃなくて、「トピ」→(反芻動物の一種)。外傷もないし、かなりフレッシュな死体です。任せなさい、シマウマじゃなくても、ちゃんと検死しますわよ。内臓も別に問題ないな〜と思いながら、横隔膜を切った途端、ドバドバ!っと膿が混ざった液体が飛び出てきおった(きゃ〜)。懐中電灯で照らしてみると、オーマイガッ!とんでもないことになっとりますぅ〜・・・。横隔膜は膿まみれで腐敗しまくり。肺はひっどい炎症起こしてる個所、膿がへばりついた個所や、pleura に張り付いてしまっている個所などあり。心臓の回りも膿だらけ。気管も膿まじりの液体でいっぱい。かっなり、グロイ・・・。横隔膜には rumen から異物が突き出てしまった個所などが見つからないから、TRP (Traumatic Reticulopericarditis) じゃないみたい。バクテリオロジー用のサンプル収集して、臓器サンプル収集して、血液スライド作ってなど、いろいろやっていたら、あっという間に10時になってしまいました。バクテリア感染の肺炎には間違いないけど、トピって反芻動物だし、肺疫(Contagious Pleuropneumonia)とかじゃないことを祈る(かなりソックリ)。同じ症状で死んでいるトピがいっぱい見つかったら、はっきり言って危険だよな〜・・・。

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夜でトピの写真は撮れなかったので、パークで死んでたヌー。