12月26日
採集したバクテリア培養サンプルと組織サンプルの結果が出たので、リポートを書いてます。シマウマとトピとか全部で8ページのリポートを終わせたので、連休が開けたらマラに送らなきゃ。もうちょっと検死出来た数が多かったら、ちゃんと突然死の原因をつとめられそうだったのに、死体2こじゃ無理だよ・・・。突然死と関連しているのか決めれないのが、残念だ。私が帰ってから見つかったシマウマ3頭の検死、ちゃんとしたかったな。
シマウマの子供のバクテリア培養は何も特別なものは出てこなかった。組織結果は、検死した時の予想通り、極度の helminthosis (英和辞書に載ってたが漢字の変換が出来ない)→簡単に言えば、寄生虫が多すぎて貧血状態ってこと。Anaplocephala spp の回虫もいっぱいいたが、多かったのが Stryongylus spp.という虫(S.vulgari, S.equines, S. edentatus)。胃の中にはいっぱいGastrophilus spp という虫が張り付いていて、S. edentatus による寄生性肝炎もちょい起きてた。直接な死因は寄生虫による貧血。S.vulgari による colic の可能性もなくはないんだけど、腸が壊死している個所もなかったからなぁ。まぁ、どちらにしろこのケースは突然死とはあんまり関連してないと思う。
トピの肺組織からは、一部の個所から Dictylocaulus の成虫、幼虫、卵が出てきたので、寄生性肺炎を起こしていたらしい。肉眼では何も見えなかったのだが、暗闇で検死してたからよく見えてなかったのかもしれない。バクテリア培養からはブドウ球菌、カビ培養では Trichopyton が出たと言う。Trichopyton〜?!そんな訳ないだろ〜、肺の膿からサンプル取ったのに!(Trichopyton は皮膚に生えるカビ)。Macroconidia があるから Trichopyton だと言うが、間違ってないかい・・・?カビで肺炎を起こして急死するなら、たぶん Aspergillus ではないかと思うのだが、肺が虚脱していなかったのでそこまで確信はない・・・。ということで、なんのカビなのか、よく分からん・・・(涙)。寄生性肺炎で、ブドウ球菌とカビによる二次感染が起こったのではないかと推定する。しかし、全く生きている時の症状を見ていないので、検死だけじゃホント難しいです・・・。
心に穴が開いてしまったように悲しくても、次の日は来る。私が元気がないと犬達にうつるのか、昨日はヤマトが何を食べたのかゲーゲー吐いてた。あまりにも吐くので点滴をして、抗生物質や吐き止めなどの注射をしていたけど、今日は元気になって走り回ってので回復したらしい。まだまだ福ちゃんがいつも寝ていたベットの端っこやソファーに目がいくたびに、涙がジワっと来てしまいます。1つの命を育てあげるのはあんなに大変なのに、命を奪うのはなんと簡単なものか。今まで、いっぱい病気や怪我、そして死んだ動物を見てきている。普通の人より病気のことを知っているから、自分のペット達が病気なるとやたら心配になる。そして、ケニアに長いこと住んでいてどのようなことが起きる可能性があるか知っているから、福ちゃんがいなくなった時も楽天的には考えられなかった。死体が見つかる前も、こんなことになるのではないかとずっと感じていた。親友エミコが書いていたように、生きて帰ってこれる可能性はほとんどなかったこと分かっていた。だから、キチガイのように探したし、心配した。奇跡猫の福ちゃんだから、その可能性に勝って帰って来てくれるかと願ったが、無理だった。でも福ちゃんは、外に出たこともなかったのにうちの隣まで帰ってきて、すごく頑張ってくれたから・・・。
あの日、胎児を拾ってきた時は、最初は生き延びるなんて思っていなかった。ただ「生き延びれるかな?」みたいな興味半分で、ミルクが飲めなかった最初の日のDextroseの腹内注射なんかもした(子豚じゃないのに、ごめん)。私も含めて、誰もあの胎児が生き延びるとは思っていなかった。でも、ヤマトの養子になった福ちゃんは子犬と一緒にゆっくり大きくなっていった。ミルクを飲めるようになって、毛がちゃんと生えて、目が開いて、歩けるようになって、ご飯が食べれるようになって、走れるようになって、どんどん大きくなってみんなを驚かせた。手間かかったけど、手間かかった分だけ、私にとってはやたらかわいかった。痩せ気味の猫だったから、いっぱい食べさせてもっと大きくしようとしていたのに・・・。福ちゃんがでっかい猫になった姿、見たかったな・・・。

