獣の女医 in アフリカ

1月10日

昨日の「安楽死させるから取りに来い」っていう子猫を見に行った。電話主の話だと、勝手に庭に住み着いた野良猫らしい。実際に子猫を見て、驚いた。知ってる〜、この子猫〜。何ヶ月か前にマトレのところに持ってこられた子猫に間違いないんだけど・・・。飼い主が、「かわいくない子猫だからいらない。誰かにあげて」と言って持ってこられた子猫。確かに顔がブサイクで、クリニックにいた間も誰も欲しがらなかった。ずっともらい手がつかないので、クリニックの猫になって、庭とか歩いていたのを見たことがある。その後、誰かにもらわれて連れていかれたと聞いていた子猫が、何故ここにいる?野良猫になってるんだから、そのもらっていった人が捨てたんだろうな〜。散々たらい回しにされて野良猫になった後は、安楽死かい・・・。ふ、不憫じゃ・・・。それにしても、福ちゃんのポスターを見て「ポスターそっくりな猫だ」って言ってたけど、全然違うぞっ!福ちゃんは美人さんだったけど、この子猫は獣医の目から見ても、ブ・サ・イ・クさんなのに・・・。

このブサイク猫さんは、KSPCAに持っていってあげました。猫の係をしているのは、ブラックマン(肌がやたら黒いからついたらしいあだ名)っていう人。ブラックマンは、前世は猫じゃないかと言われているほどの猫好き。というか、猫の化身だと思う(笑)。彼に子猫の身の上話を聞かせてあげると、子猫をジッと見てから、「じゃあ、今日からこいつはブラックマンの猫だ!」と言いながら、ブサイク猫ちゃんを抱いて持っていってしまった。ブラックマンが世話をしている100匹ぐらいの猫の大群の一員となるだろう。そして、かわいくないからたぶんもらい手はつかないだろうから、シェルターの中を自由に歩き回っている猫集団の仲間入りするんじゃないかと思う。

今日はシェルターに行った理由がもう一つ。知り合いの犬の太郎が死んでしまったので、埋めに行ったのね。昨日の夜に庭から逃亡して、今朝車に跳ねられて死んでいたのを発見したらしい。体重50キロのグレートデン・クロスの太郎を殺すぐらいだから、そうとうスピード出した車か、でっかい車だったに違いない。シェルターのペットセメタリーに連れて行ってあげたんだけど、今年から墓地に払う値段が値上がりしてた。「墓地は5000シルで、ピット(死体用の穴)は1000シル」らしい。なに〜、5000シル〜っ?!本人達に説明する前に、とんでもない値上がりに私がびっくりしてしまったよ。シェルターで手術手伝ったりしてるから、チビも福ちゃんも埋める時にお金なんか払ったことなかったので、そんな高いなんて知らなかった・・・。そして飼い主さんがお金を持ち合わせていなかったので、「ピットでいいよ・・・」と言われ、結局太郎の死骸はピットに捨てられることになってしまった・・・(涙)。ピットに50キロの太郎が入れられると、落ちた後にドサッ!という大きな音がして、みんなに気まずい沈黙が走る。ピットは検死の終わった死体とか、安楽死させられた野犬とかが捨てられるゴミ用の穴で、絶対にケニア人じゃないかぎり自分のペットは捨てたくはない場所だと思う。→ケニア人は結構普通に「捨てて」とか言うけど。スペースがなくて墓地は他のことに土地が使えないから値上がりしたというシェルター側の言い分も分からないでもない。でも、本当は飼い主さんもお金持ってたらちゃんと埋めてあげたかったんだと思う。あぁ、現実って悲しい・・・。

悲しい現実もあったけど、今日はとっても心が温まる光景も見れた↓

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仲良く爆睡中の犬猫ども♪(左から→ヤマト、レイちゃん、トラちゃん、シノ)。

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も〜、ヤマト・ママ、最高っ!だからヤマちゃん、大好きっ♪

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ワン子ママと一緒にお昼寝だにゃ〜。 ZZZZZZ・・・・