3月8日
昨日、マラ行きの飛行機に乗っていた観光客の会話がすごい気になった。
「私の知り合いはケニアの僻地で働いているんですよ」
「すばらしいわね。やっぱりよほど献身的な人(Dedicated person)じゃないと僻地なんかでは働いていけないんでしょうね」
う〜ん、そうなの・・・?私も僻地で働いているけど、あんまDedicationなんてないと思うけど。だって、ただブッシュで働いているのが楽しくて自分にしっくりくるから働いてるだけだも〜ん。こんな不都合極まりない生活は、自分が楽しくてやってるならいいけど、嫌々やっていたらすぐに降参すると思う。だって、電気ないもん。水も汲まなきゃないもん。おとといからずっと大雨でテント浸水してるもん。サバンナにいるの好きだからやってけるけど、これが自分は楽しんでいなくて献身的に誰かの為にだけとか言ったら、絶対嫌!だからサバンナの不便さは全然平気だけど、スラムとかで活動しろなんて言われたら即効白旗上げると思う。牛のウンコの臭いは全然オッケーだけど、人間の排泄物臭が漂うスラムは、私ゃ無理・・・。
今日は200頭牛が死んでしまったマニャッタ(村)に行ってきました。牛がいっぱい死んでしまって悩みすぎで、ムゼーも仮死状態だった(汗)。餓死だと思うんだけど、一応血液を調べて欲しいと言われたので、午後はずっと顕微鏡に向かってました。アナプラスマとバベシアがいっぱい赤血球の中に見えとりました。アナプラスマのは抗生物質で治ると思うけど、バベシアが出た牛はすでに倒れていて首を持ち上がることさえ不可能。おまけに痩せ細って骨と皮みたいになってるし。結局、イミゾ−ル注射は強いから、打ったら即効死にそうだからムゼーと話して注射を打つのは止めた。注射を打てば40日間肉を下ろせないし、薬の値段も高めなので、意味がないような気がして。食肉用の家畜はペットじゃないから、こういう時は辛いな。

道で牛に囲まれた・・・。