10月18日
いきなりマラから電話があり、出てみると、パニックしている女の人の声。「サーバルの子猫が、ミルクをあげている途中に倒れて、息をしていないの!」。サーバルの子猫が親をなくして、マラで少し大きくなって自然に返せるまでムズングのお姉ちゃんが面倒を見ているというのは話に聞いていた。「ミルクだけ?固形物はあげてない?」と聞くと、「ミルクしか与えていない」と言う。すごい勢いでミルクを飲んでいたらしいから、気管支にミルクが入ったんだろうと思う。車で8時間も離れたマラにいる人にアドバイスしようにも、お姉ちゃんがパニックに陥っているし、どうしようもない。しかも、サーバルの子猫なんていったいどれぐらいの大きさかも、私ゃ分からないし。聞いてみると10週間の普通の猫のサイズだと言う。それなら、まだ人が持ち上げれるサイズ。もう意識が朦朧としているなら、逆さにしてゆするぐらいじゃ遅いんじゃないかと思い、「腕の間に逆さに子猫を持って、頭を下にするポジションで頭と首を両手で固定してくれる?それで上から下に何度か大きく振り下ろしてみて」とアドバイス。ヤマトの帝王切開の時に胎児の羊水を出すために同じことやったし、ブッシュのど真ん中じゃそれぐらいしか出来ることはないだろうから。しばらくすると、息をしていなかった子猫が、大きく咳き込んだ後にミューミュー鳴き始めたと言う。15分ぐらいするとまた電話があり、「息が落ち着いてきて、ヨロヨロ歩きだした」と言う。あぁ、良かった。これでミルクが出てくれなかったら、電話で人工呼吸とか説明するの大変だったもの・・・。牛の病気とかの本ばっか読んでないで、ちゃんと小動物の緊急医療の本も復習しとこ。何が起こるか分からんもの・・・。