獣の女医 in アフリカ

7月5日

今年に入って何度も狂犬病の犬に襲われている丘の下のオロナナのマニャッタ。以前いつもお世話になっていたムズング友達のおうちの近くです(母親がマサイと再婚して生後6ヶ月からマニャッタで育った、私の兄貴分のフランス人の兄ちゃん)。実はこのエリアに住む人たちはマサイじゃなくて、ドロボ族と呼ばれる部族。マサイ語を喋り、マサイ文化の中で育ったムズング友達が、「ドロボの奴らは、理解が出来ん!」と土地問題でいつも戦っている部族たち。とにかく人のことを聞かない、いばり散らす、自分勝手。

この悪名高きドボロのマニャッタにワクチンを打ちに行ったけど、はっきり言って、やってられね〜!私たちは、まず犬が逃げるので、飼い主に家の中に犬を入れてもらうんだけど、いくら頼んでも誰も言うこときいてくれない。棒を使って押さえてつけてみたり、犬がおびえているのも構わずに首をつかんで空中に上げてみるわ、最悪!空中で首つりにされた犬が、あまりにもびっくりして、そこいら辺にオシッコまき散らすわ(うちらの頭にかかった、サイテー)。そして、飼い主も自分の犬なのに何も協力しようともしないで、知らんぷり。去年のドッグハンドラーがいない時の状況よりさらにひどいシチュエーション。最後には、私は切れましたよ。

「うちらに協力する気がないなら、ワクチンなんて打たないから!他の誰がマニャッタまでワクチン打ちに来ると思ってるの?誰も来ないって文句足れているのに邪魔しているのは自分たちでしょ!」

そして、ドッグハンドラーに「荷物をまとめて帰るよ!」と言うと、みんなの態度が急変して、いそいそと自分たちの犬を家に呼び入れ始めおった。出来るんなら、最初からそうしろよ・・・。なんで、1時間近くも待たされなきゃいけないんじゃい、全く。そして、ドロボ族のマニャッタを出て、マサイのドッグハンドラーが一言。

「ハワ・二・ヌグ・・・」(奴らは、ヒヒだ)