獣の女医 in アフリカ

9月29日

「お前の物はオレの物。でも、オレの物は、オレだけの物」とか、「お前が何かしてくれたからって、なんでオレが何かしないといけないんだ?」的な人生観で、自分勝手に生きるマサイ。まるで、ジャイアンです。うちのソーラーで携帯を充電してくれとマサイが毎日のようにいっぱい来るんだけど、ジェーン、またまたマサイで痛い目みました。

「充電してくれ」と頼まれると断れないジェーンに毎回、「人の物なんて預かると後でなんか訳の分からないいちゃもんつけられるから、やめろ」って言っていたのに(私は96年からなんだかんだとジャイアンたちと付き合いがあるからね)、私が家にいない間に「かわいそうだから」と充電していあげていたらしい。そしたら、うちのアスカリが家に来た時、「あの家に携帯を持っていくと、携帯のお金がなくなる」とか誰かが言いふらしているらしいことを教えてくれ、ジェーン、大ショック(彼女は過去6年で私のお金を1シリングも盗んだことありません)。ジョンに

「カワイ(歩いて15分の村)で30シリング払えば充電してくれるんだから、それをケチってタダで充電してくれって言ってくる奴なんてろくな奴はいない。ダワ・ニ・ヒヨ(これが薬だ=これで懲りただろ)」

と言われ、膨れっ面のジェーン。断る時も適当な理由をとっさに考えて断ればいいのに、それが出来ないらしい。適当にごまかして知らないうちに話を脱線させるとか、直に対立しないやり方で断るのが、ここでのスタイル(あまりのずうずうしい要求に時々切れることあるけど)。「人の話を聞く時は半分聞き流す」のと、「要求されても冗談まじりにごまかして逃げること」というマサイランドで生き延びる為のサバイバル・スキルをまだまだマスターしきれていないジェーンです・・・。