2月1日
ケニアの未来のような、どよ〜んとした薄暗い空模様のマサイマラです。ケニアに戻って来てから、毎日暗いニュースばっかり聞かされて、アンニュイな気分。そんな中、日本の親から電話がかかって来ました。やっぱり心配しているそうです。今回マラに車がないのに帰って来たのも、一度はマラの様子を見てみることと、後は貴重品などをすべてナイロビに持って帰って来る為だったのよね。知り合いのつてで、何かあった時の国外脱出用のヘリの乗客リストに載せてもらったのはいいが、パスポートとかがマラだったら、シャレにならないからさ。
マラの家の回りの状況が悪かったら、犬猫もナイロビ郊外に撤収しようと猫ケージまで持って帰って来たんだけど、来てみれば、マラの方がナイロビより安全かも。マサイのキジャーナ(若造)がカレンジンを追い出すとかキシーを追い出すとか言って、近所の店(キシーのやっている店)を襲ったりしていたとジェーンから聞いたが、昨日マサイのワゼー(長老)たちがキジャーナいっぱい集めて、「バカなことをするな!」とムチ打ちの刑を実行したらしい(汗)。そりゃ〜、ワゼーは困るわな。店の大家はみんなワゼーだから、キシーを撤去されたら家賃払ってもらえないでしょ。キジャーナたちに、「キシーを追い出したら、お前らが店を借りるのか?!」と問いつめたら、「借りない」。ってなことで、暴れたキジャーナどもは、2メートル級の巨大キボコ(ムチ)のめった打ちにあったらしい・・・(怖ぇよ)。そんな訳で、今日はみんな静かな日々を過ごしていたとか。ワゼーのキボコの力が健在なうちは、まだ救いがあるわ・・・。
そして、今日会ったオロロロゲートの経理のムズングおじさんは、会った途端に「君に説明しないといけないね」と、でっかい地図を広げ始めた。「何ですか、これ?」と聞くと、
「ハタリ・マップだ!」(危険地帯地図)
ほぇ〜・・・。ちゃんと赤いペンで、「危険」。青いペンで、「安全」なエリアが塗りつぶされている。見てみると、うちのエリアは青(良かった)。そして、さらに黒いペンで、「キシー対ワセンギシュー・マサイ、非友好的」、「カレンジン対ムルタニック・マサイ、暴動勃発」、「ルオーとマサイ、友好的」など、いろいろ書いてあった。ちなみにうちの回りに住むシリア・マサイは、特にこのエリアのカレンジンと戦っていないっぽい。危険地帯は、ムルタニック・マサイとカレンジンが隣り合わせになっているエマルティとシャルトゥカなどだけだって。うちのエリアのカレンジンが住むアンガタ、コンダメットなどは暴動とかはなしと聞いて、ほっとした。客が全く来なくなって経理は暇なので、危険度のデータ集めしているらしい(汗)。まるで動物のテリトリー・マップみたい・・・。