獣の女医 in アフリカ

2月6日

今週はキバキとライラのピーストークが行われる予定で、今回のミーティングで両方が歩みよれなければ、もう和解は無理でしょうと噂されているので、また暴れるかもしれないみたい。アフリカ最大のスラムのキベラから出てくるMちゃんのメードさんも、「キベラは、今はもう落ち着いたよ」だってさ。「一番ひどい時は人だけじゃなくて、キベラ内の犬まで警察に射殺された」のだそう。う〜ん、私の友達の獣医がキベラ内の狂犬病撲滅ワクチンキャンペーンなる物をやっていたのだが、全部殺されてしまったのね・・・。田舎の方もだいぶ落ち着いて来たけど、やっぱり自分たちの家に戻るのが怖い人たちが国内難民となって溢れ返っています。ケニア人はひどい暴動が起こった時でさえ、火の手が上がっているキベラから徒歩でナイロビ市内の会社に仕事に通っていたし、根性がすわってると思う。現在でもリムルなどでは、茶農園のトラックが難民キャンプにワーカーを迎えに行って、みんな昼間は農園で茶摘みをしてから、夜はまた警察の横にある難民キャンプで寝泊まりしています。夜間の襲撃があったので、自分たちの家には怖くて帰れないけど、働かないとお金がないからと。小さなリムルだけで、そんな生活をしている難民が6000人います。

それにしても、パンガ(山刀)や斧でめった斬りにされている人の映像が毎日のようにBBCやCNNで流れているので、観光業は完全に潰れてしまいました。私の友達で現地のツアー会社で働いている子は、観光客が戻る見込みがつかないからと今後4ヶ月間給料が出ない事が確定したそうです。確かにあんなに怖い映像ばっかり流していたら、この国に観光に来たいなんて思う人はいないよね。私だって、ケニアに住んでいない人だったら、わざわざそんな怖い国には高いお金払って旅行には来たいとは思わないと思う。実際は、観光客の行動範囲の場所は安全なんだけどね。ナクルとナイバシャは危険だったけど、なんか生活も元に戻りつつあるらしいし、最初っから公園内の問題はなかった。マサイマラにだって他の公園だって空路で行けば何の問題もないのに、誰も来ないよ・・・。ロッジたちも春のブッキングが全滅した上に、さらに夏のブッキングのキャンセルまで入り出したそうで、かなりやばい状況です。密猟パトロールも、510平方キロメートルのマラトライアングルで2台オンリー(しかもパトロール範囲縮小されてるし)。マラに来たことがある人なら分かるかもしれないけど、こんな広いサバンナを車たった2台でパトロールしきれる訳ないじゃん・・・。

追伸:
リムルの友達から状況の訂正が入りました。

「実際、紅茶農園周辺に関していえば、夜間襲撃が一件も起きていません。でも夜間の襲撃してやる、という脅迫ビラ(ムンギキというキクユの過激派グループがばらまいた)が怖くて、みんな自分たちの家に戻りたくても戻れないの。でも、みんな落ち着きをじょじょに取り戻しているかんじです。」

彼女も大好きなケニアが壊れていくのに悲しむ一人です。


●マサイマラの野生動物を守るレンジャーを助けてあげて下さい●

現在マラコンサーバンシー宛に集まった金額  413,100円(3897ドル)
目標金額  15,9000,000円 (150,000ドル)
★この合計金額は、日本から週一で更新されてくる金額です。


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