4月27日
なんで、1日も赤ちゃんに寄り添った雄ライオンが、最後の最後で赤ちゃんに噛み付いたのか、私には不思議でならなかった。レンジャーのキモジノの撮ったビデオを見てみると、確かに雄ライオンが小さな赤ちゃんに噛み付いている。「本当に殺すつもりで噛み付いている?もし一日も守っていたんだったら、間違って力を入れ過ぎたのかもよ」と言われてみたので、ビデオを何度も見直してみることにした。すると、確かに殺そうとしているには、ゆっくり過ぎるような気もしないではない。雄ライオンは何度も赤ちゃんを口に銜えているが、その動作は犬のお母さんが生まれたばかりの子犬を口に銜えて運ぶ時のようにゆっくりとした動きだったからである。レンジャーたちが言うには、この赤ちゃんと雄ライオンが発見される一日前までは雌ライオンの群れがこのエリアにいたらしい。赤ちゃんの怪我からして、他の雄ライオンのテリトリー乗っ取りがあったことに間違いはないと思う。そして、雌ライオンは他の怪我を負わなかった赤ちゃんだけを移動し、この赤ちゃんは置いてけぼりをくらった可能性が大きい。この雄ライオンが元々群れにいた雄なのか、それとも乗っ取りグループの雄なのかは、不明。ただ分かっているのは、この雄が乳も出ないのに怪我した赤ちゃんの側を1日離れないで守っていたことと、顎の力が強すぎて、持ち上げようとして赤ちゃんの胸部を潰してしまったということだけだった。

顎の力を入れ過ぎたのか・・・。


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