獣の女医 in アフリカ
1月31日

恐れていた通り、週末開けの検死は腐敗死体でした・・・。腐敗ガスでパンパンの羊と、金曜に死んだ子ヤギ。検死室に入った途端、

「おおっ!」

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あまりの強烈な悪臭に思わず叫び声を上げてしまったよ。死体を開けると、さらに脳天突き破るような激臭がっ・・・。風邪用のマスクしてみたけど、対して役に立たなかった。腐敗した子ヤギの内臓を取り出しているうちに吐き気がしてきて、外に新鮮な空気を吸うため猛ダッシュ!まじ吐くかと思った。明日は鼻の穴に綿つめてその上にマスクして行こうっと・・・、絶えられんわ、まじで。

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子ヤギのお腹開けて、びっくり!なんと胃が破裂して腹水の代わりにお腹の中はミルクでいっぱいだった。ミルクも固まって、クリームチーズみたいになってた。ミルクあげてもすべてお腹の中にこぼれていたのね・・・。どうりで、助からないわけだよ。栄養なにも吸収してないし、急性腹膜炎になってたんだもの・・・。

あぁ・・・、それにしても初日で吐きそうになってて、いったいこの2週間乗り切れるのだろうか。いつまでたっても検死臭が残っていて、気持ち悪くて4時までお昼食べれなかったよ・・・。



1月30日

いや〜、明日は内科の中間テストだ。憂鬱・・・。ずっと救急ユニットのリポートばっかりに追われて、あんま勉強していないし、どうしよ・・・。そして、来週から2週間は、恐れていた検死のローテーション!10時から5時まで、ずっと腐敗した死体の解剖っすよ。せめてフレッシュな死体であってくれることを祈る。死んで2日とかたった死体の検死は、ものすごい異臭で体から臭いも取れないし、検死室では息するのも嫌だし、ホント、拷問だ。嫌じゃぁ〜・・・。来週、学校行きたくないな・・・。



1月29日

昨日の晩、子ヤギが死んでしまいました。最初の一晩は越えて昨日の朝の時点ではミルクを飲む力も戻ってきていたのに・・・。体を立ち上げる力はないが、弱々しいながらも、連れて行った学校の授業中にメーメー泣いたりする元気は少しあった。救急ユニットに行かなければいけなかったので、厩舎に残るクラスメートに「湯たんぽが冷めたら暖めて、ミルクと糖分もやってね」と頼んで行ったが、2時にキャンパスに帰ってきた時、子ヤギを入れたダンボールはレセプションに無造作に置かれていた。38度まで上がっていた体温はまた36度まで下がっていて、子ヤギに意識はなかった。ちゃんと湯たんぽを暖めてと頼んだのに・・・。

急いで家に帰って子ヤギを暖めなおして、1時間おきに暖かいミルクを上げた。けれども、もうかなり弱っていて、ミルクも吐き出してしまっていた。首を持ち上げる力もなく、持ち上げると死体のようにダランとぶら下がるだけ。なんとなくダメだなとは、感じていた。夜中12時、ミルクを温めるために台所に行って戻ってきた時には息をしていなかった。台所にいる時にメェーとか細い声が聞こえたが、多分それが最後の声だったのだろう。静かにロウソクの火が消えるように命が消えてゆき、死は時には激しく、時には静かなものなんだとしみじみ感じてしまいました。



1月28日

生まれて3日目の奇形児(上あごが短い)の子ヤギが厩舎に運ばれてきた。生まれてから立ちあがれず、ミルクも飲めていないらしい。運ばれてきた時には意識ももうろうとしていて、グッタリして、体温も35度(ヤギは普通39度)。寒い厩舎で一晩過ごしたら死ぬだろうなと思って、点滴の後にうちに持って帰ってきました。湯たんぽの上に寝かせて、1時間ごとにミルクと糖分入った液を飲ませているけど、今のところは毎回ちゃんとゴクゴク飲んでる。飲んだ後は静かに寝ているが、気になるのがオシッコをするが、ウンコがまだ出ていないこと。初乳飲んでいないから、ウンコちゃんと出ていないと思うんだけど、気になるな。今晩の峠が越えたら、週末も、うちの家で預かっておこうと思う。昨日ひどい死を見たばかりなので、この子は、生き延びて欲しいな。

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1月27日

ショックなことがあった・・・。

ケニアではダニから移るTheileriaという原虫がいて、East Coast Feverという病気が起こり、ナイロビではダニ駆除していない牛の多くがこの病気にかかる。発熱、リンパ線の腫れ、舌の裏の出血のマーク、呼吸困難が起こるんだけど、この病気の末期症状を見てしまった。私達が行く一日前にどこかの獣医が来て「気管支炎」と診断したそうで、抗生物質とビタミン剤だけ打たれていて、今日になって立ちあがれなくなったのだと言う。肺の音を聞くとものすごくゼーゼー言っていて、気管支からは水が通る音がしていた。この病気の死因は肺に体液が溜まって、呼吸困難。自分の体液で溺れ死ぬのと同じ。牛はもう起きあがれなくて、首を伸ばしてゼーゼー言うばかり。飼い主が「助かる可能性が低くても薬を打って欲しい」と言われたので薬を投与したが、その10分後、呼吸困難がさらにひどくなった。首を伸ばして息をしようとするが、体液が気管支まで上がってきているのか、まったく息が吸えない。牛は、30秒ほどのた打ち回り、頭が後ろにそっくり返った。そのまま足が痙攣して、口と鼻から血だらけの泡が出てきて、肛門からはウンコが流れ出た。そして痙攣した足が壁を蹴り、それが終わると誰かが魂を取っていったように、ドサッと手足と首をうなだれた。聴診器を当ててが、もう心臓の音はしなかった。

死んだ動物は見たことはいっぱいあるが、自分の目の前で命が消えてゆく瞬間を経験したのは初めてだった。死というのは、こんなにも激しいものなのか・・・。死はすべての苦しみから開放してくれるなどと言うが、死にたどり着くまでの苦しみはとてつもないものにしか見えない。呆然と命がなくなった牛を見ていると、突然、牛のお腹が動き出した。

「え?まだ生きてるの?」

命が消えた母親のお腹で暴れているのは、6ヶ月の胎児だった。母親の血液が止まったので酸素がなくなって、苦しんでいるのだろう。お腹の中で暴れている胎児は、母親が死ぬ時と同じように激しく暴れた。そして、動かなくなった。ショックで言葉が出なかった・・・。涙がジワっと出てきた。死とはこんなにも激しいすさまじいものなのか・・・。獣医になるためには見ておかなければいけない事だったけど、ショックだった。

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二日後に同じ牧場に行ったら、牛の頭が庭に悲しく落っこちていた。



1月26日

救急ユニットの患者は、95%が牛である。昨日、学校の近くの牧場での回診で、やたら狂暴なゼブー牛がいた。ホルスタインとかジャージーとかの乳牛と比べて、ケニアのゼブー牛ってのはホント気が荒い。うちらが血液サンプル取る時とか注射打つ時ってのは、ロープで頭を補定して、後はパワーで押さえるつけるんだけど、これがすごい力仕事なんだよね。

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獣医はパワーが必要なのよ。子牛でも暴れたら、これだけの人数が必要。

昨日は病気の牛の回診が終わると、飼い主が、

「他の元気な牛も、血液サンプル取って病気じゃないか、チェックしてくれるかしら?」

なにっ?

病気じゃないゼブー牛から血液サンプル取るのは大変なのに〜・・・と思っていたら、案の定、一頭キチガイみたいに暴れまくる牛がいた。牛を捕まえて押さえつけるのは、うちら生徒の仕事なんだけど、200キロの牛相手のレスリングはも〜大変!尻尾を掴む人、角にロープをつける人、壁に押し付ける人、と分かれてタックルするが、6人でやっても暴れまくる。角を下に向けて突進してくるわ、蹴ってくるわ、すごいことになってしまった・・・(2人牛に蹴られて叫んでました)。うちらのグループは女が2人なんだけど、もう一人の子は、牛が突進してくるたびにキャーキャー叫んで逃げ回る始末(獣医になれんのかよ)。私は尻尾を持ったまま引きずられたり、壁に牛を押さえつけて蹴られそうになったり、男に混ざって牛を追いまわす(すっかり男)。壁に牛の横腹を押さえつけていた時、また牛が暴れ出して、あやうく蹴られそうになった。暴れながら蹴りが飛んでくる瞬間が分かり、、「やべっ!蹴られる!」と思った瞬間、

膝蹴りっ!!

思わず条件反射で出てしまいました・・・(ごめ〜ん)。牛の蹴りより早く、私の膝蹴りが横腹に命中!(痛くはなかっただろうが)おかげで蹴られずに済んだ。う〜ん、大型動物獣医は女っぽい人には無理かも・・・。



1月25日

親から昔の私の写真が送られてきて、一人で笑ってしまった。だって、5歳の時から何も変わらないんだもん。顔もたいして変わっていないが、やっていることも全然変わっていないってのが、すごく不思議だ。

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このころからいつも厩舎にいりびたりだったのだろうか・・・?



1月24日

今日、学校が終わってから、うちの近くに開業した獣医さんのクリニックに寄ってみることにした。「Andy‘s」って書いてあったからムズング(白人)かと思ったら、ケニア人だった。ちょっとびっくり。インターン時代の苦労や今ケニア人としての小動物クリニックの独立まで(ほとんどいない)の話を聞かせてもらった。すごい自分も頑張らなきゃ!ってエネルギーをもらった。もっと気合い入れて勉強しよ。



1月23日

マサイ・マラにては、これからの人生のステップについて考えさせられることがいっぱいだった。今回のサファリでは、人生最大のチャンスを与えられた機会に恵まれたような気がする。う〜ん、これから卒業まで、いろいろやらなければいけないことが出来てしまった。まだ何も動き出していないし、どうなるか分からないので内容は内緒だが、これだけは言える、

「絶対にマサイ・マラに戻ってやるぞ〜っ!!」

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カメレオン女よ〜ん♪ ケニア人、絶句! →(彼らにとっては悪魔の象徴)。

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ライオンっすよ、後ろでぐうたら寝てんの。ライオン検死した時に見た筋肉のすごさを思い出してしまったよ。すごいのよ、筋肉が違うの。破壊力に満ちた筋肉とでも言うのでしょうかね。

なんか、自分のドアップばっかりっすね。人にまともな写真を撮ってもらったの初めてでうれしくて、いっぱい載せてしまいました。



1月22日

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2年ぶりに昔働いていたマサイ・マラ国立保護区のロッジに行ってきました!マサイ・マラ、ホント、最高ぉ〜!!満月で星はいつもより少なかったけど、サバンナの星空を眺めながら、「やっぱりマサイ・マラで仕事したい!」とこの土地に戻る野望を燃やしてしまった。絶対にここに戻ってやるぞっ!!

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仕事で行ったのに気球まで乗せてもらっちゃいましたよ。



1月21日

昨日の夜は、うちの犬達が大喧嘩。またまたマイレが集団リンチにあった。なんでいつも彼女がやられるんだろう、一番年上なのに。今回の喧嘩を始めたのは、家犬ヤマト。マリモに首噛まれ、ヤマトに鼻噛まれ、コユキに耳噛まれたマイレ、かわいそう。でも、今回は怪我は、マリモの鼻が苦しさまぎれに逆襲したマイレに噛まれただけでした。私一人ではほとんど喧嘩が止めれないので、犬に喧嘩するのはホント嫌っ!同じ家に住む犬なんだから、お願いだから喧嘩しないでよ・・・。



1月20日

今朝は、学校の前にエイリアンカード更新のためにタウンに行ってきた。イミグレーションから帰ってきて、びっくり!鍵を車の中に置きっぱなしっ!!ぎゃ〜っ!!パーキングでパニック状態になっていると、パーキングの男の人達がどうした、どうした?と集まってきた。「鍵を中に入れたまま、車を閉めちゃった!」と言うと、

「ウシ・ジャリ・トゥ・タ・オニェーシャ・ヴィレ・ワケニヤ・アナイバ・ガリ!」
(心配するな、俺らケニア人がどうやって車を盗むか見せてやるぜ!)

ワイヤーを窓とドアの間に突っ込んで、カチャカチャやったかと思うと、2分かからないで、「カチッ」とドアのロックが開いた!!怖い・・・、車のドアってこんなに簡単に開くものなの・・・?(鍵開け代は150円でした) 助かったけど、ホント、びっくりしたね。「心配するな!俺らにまかせろ!」とあざやかな手口を私の目の前で披露する彼ら・・・、かえって今後の車のことが心配だ。「次に鍵をまた閉めてしまうといけないから、次もこのパーキングに止めろ」まで言い出す(簡単に鍵開ける奴がいるパーキングに誰が止めるかい)。次に鍵を入れたまま車閉めてしまったら、自分でワイヤーで開けようかな・・・。



1月19日

今日はいっぱいケースがあって、そのうちの一つは、うちの近所の家に牛だった。すごく近い家だったのに、牛がいたなんて知らなかったよ!しかも、ホルスタインが15頭も普通の住宅街の家の裏庭にゼロ・グレージングで飼われていたのには、びっくり。すごくいい環境で飼われていて、ミルクも一日40リットル絞れるらしい。クラスメートが、「普通のビレッジの牛4頭分だ〜、夢のような牛だ!」と大喜び。確かにきれいで、丸々太って大きなお乳をした牛だったわ。感心、感心。私も将来自分の家で牛が飼いたい。それよりも、馬が飼いたい〜!!

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あすかさんの趣味の一つは乗馬です。大学でポロやってました(一番左)。

そうそう、まだHPのトップに出ていないので、ここに野生動物獣医のエピソードのリンクを貼っておきます。

http://www.asukafrica.com/doctor

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キリンやゾウの写真もいっぱい出ているので、見てね〜!

今日は明日提出する外科のリポートをやらなければいけない(もっと早くやっておけって感じだけど)。しかし、さっきからコンピューターに向かっている私にヤマトがやたらちょっかい出してくるのでリポートが進まない。人間みたいに人の足をバシバシ叩いて呼んでくるんだけど・・・。ヤマとは人にかまって欲しい時は愛嬌いっぱいだし、機嫌悪い時はブスっとしてるし、私の気分を読んで近寄ってくるし、ヤマトは絶対前世は人間だと思う。こないだ肉の切れっぱしを居間に持ってきてたので、「ヤマちゃん、bring nyama (肉) to the kitchen」って言ったら、肉くわえて台所の犬のご飯場に戻してた(そんなトリックは教えていません)。すごい〜、やっぱ、人間だ〜。

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1月18日

今日はモイ・エアフォースに牛の回診に行った。炎天下に5時までいたので、日射病で頭痛。5時まで何も食べてないし、疲れたし、今日は書くことなし。

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集団で羊を押さえこむ不思議な人達 →虫下し飲ませる。

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かわいいけど、薬飲ます時、噛むんだよね・・・。大きな羊を押さえてたら、そのまま羊に担がれてどっか運ばれてた人もいた・・・。



1月17日

今日から2週間、救急ユニットの実習。ランドローバーに乗って、朝10時から夕方6時までフィールド回診。昼ご飯食べる時間もないのでお腹ペコペコだし、最近やたら暑いし、ガタガタ道に揺られて体は疲れるし・・・。家に帰ってきて、夜8時半まで死んだようにお昼寝。

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そうそう、昨日のニュースで、「2016年のオリンピックはケニアがホストする」とか言っていたんだけど、冗談でしょっ?!っつ〜か、できんだろ、ケニアじゃ・・・。クラスメートに言わせると、「ヒィヨ・ニ・ムチェーゾ・クブゥア・サーナ!(そりゃとんでもないジョークだね!)」→byケニア人。星の数ほどあるナイロビ内の道路の穴直すのだって無理だし、泥棒減らすのだって不可能だし、お金もらって設備直そうとしたってお偉いさんが金ネコババしちゃうだろうし・・・。フッ・・・、確かにジョークだ、うん。今日はカサラニ・スタジアム(ケニアで一番大きいスタジアム)の横を通ったので、「ふふふ、ケニアン・オリンピック・・・」と、クラスメートとみんなで大笑い。



1月16日

このごろデジカメを毎日実習に持って行っているので、内科デパートメントのカメラマンになることが多い。先生も面白いケースがあると、「写真撮ってくれる?」そして、先週入ってきた子牛は「Bovine Leukosis」のケース。

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久しぶりのトロピカルディジーズ以外のケースで、先生も大興奮。さっそく写真を撮ることに。2ヶ月の子牛で、体中のリンパ腺がめちゃくちゃ腫れている。

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顎の後ろのリンパ腺。

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肩の前のリンパ腺。

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後足の前のリンパ腺。

「Bovine Leukosis」は4種類あって、これは子牛のかかるjuvenile formってケース。大人のかかるのはウィルス感染だけど、子牛のは原因不明の病気で治療はない。かなり珍しいケースなので、絶対に3月の期末試験に出そう。



1月15日

昨日の手術でふと思ったこと、それは「ケニア人は雑でしょ」ってこと。男の人が手術したからなのかもしれないけど、縫い方がホント、雑だよ。一緒にムエタイ行ってる友達のノニーはインド人女医さんだけど、彼女の縫い方はすごくきれい。ノニーと私は似ていて、獣医話以外にも好きなことが一緒なんだよね。ビーズのアクセサリー作りとかお菓子作りとか宝石デザインとか。自分で作ったネックレスとか見せてくれるし、時々手作りアクセサリーをくれたりする。結構センスいいデザインの作るんだよね。

そして、彼女の大好きな物がもう一つ。それは、目!(眼科やってたのね)彼女も獣医だから変で、ビーズ以外にも時々変な物をムエタイに持ってきて見せてくれる。くり貫いた馬の目玉とか・・・(みんな唖然)。「すごいでしょ、今日取り出したばっかりなのよ」って、アンタ・・・。

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ちなみにこれは去年ケニア人の医者が縫った私の指。→力が強いので砂糖の入れ物をむりやり開けようとしたら、ガラスの入れ物ごと握りつぶしてしまった!(女のくせにベンチプレス40キロ上げる私。ちなみに最近スクワット70キロで10回成功)怪力のおかげで、指がザックリと切れちまったい。おまけに自分で縫おうと思ったが、指が切れてて使えないので縫えなかった。絶対に自分で縫った方がきれいに縫えたような気がするんだけど・・・。



1月14日

今日は豚の手術の日。去勢後の炎症による膿瘍。

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でっかい膿瘍の回りの皮膚を切り取ってるところ。

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膿瘍(中身は膿)が破裂しないように回りから取り出す。

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膿瘍が取れた後の豚の股ぐら。なんかポッカリ穴が開いたみたい・・・。

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絶対、今日の執刀医、腕が悪い!(先生だけど)だって見てよ〜、まるで小学生が雑巾縫ったみたいによってるもん・・・(絶対縫い物得意の私の方がうまいはず)。いくら大型動物の皮膚は分厚いから縫いにくいって言っても、こりゃ〜、いただけません!

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取り除かれた膿瘍は2キロほど。よくこんなもの股にぶら下げて歩いていたな・・・。すごく重たい上に床に落ちてボールみたいにポンポン跳ねてた。いつ破裂するか分からないので、膿爆弾だね・・・(怖い)。

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うちらのグループは、今日も一日中、大型動物厩舎(5時近くまで)。日差しが強いのでみんなで陰に避難。暑いし、疲れるし、眠いし・・・。あすかさん、後ろの方で本気で寝てます(30分ほど)。起きたらコンクリの上だったので背中が超痛いんだけど・・・。




1月13日

長い長い一日だった・・・。

今日は、午前10時半から蹄を取る手術があったんだけど、なんと、すべてが終わって大型動物厩舎を出たのは、午後5時半!(勘弁して〜)

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鎮静剤と局部麻酔を打った後、11時に手術が始まった(ロープで牛の足を縛る)。

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パワー手術開始です。200キロの牛を押さえる →(時々暴れる)。

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蹄の回りの皮膚を剥いでから、糸ノコギリで骨を切る。

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蹄を取り除いた後、皮膚を縫う。

手術が終わったのが12時。「午後はフリーだ、お昼寝でもしよ〜」と思っていたが、その後、永遠と厩舎にいることになってしまった。強暴牛・オサマ(牛の名前)のせいで・・・。オサマは、鎮静剤効いていた時は静かにしているんだけど、薬が切れて立ち上がると、とんでもないことをしてくれる。手術をした足でドスドスと何度も壁や床を蹴りつけるので、傷口が開いてしまうのだ(しかも、合計4回)。

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ドスドス壁を蹴りまくるので、すぐ足が血だらけに・・・。

傷口が開いたらまた鎮静剤打ってオサマを寝かして手術をやりなおしてを繰り返すこと、4回!何度やっても起き上がると必ず暴れまくるオサマ・ビン・ラディン、やっぱ恐るべし。昼ご飯も食べずにそんなことやっているうちに、気がついたら、5時半になってました。めちゃめちゃ、疲れた・・・。

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午後5時30分 
「腹減ったぁ・・・」と死んでる、サイナ。



祝!5年生!

内科学追試の結果が出ました!

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パスしましたよ〜、パス!!へへっ♪

うれしい〜!これで、やっと私も無事に5年生。卒業まで後6ヶ月だ。まじで、ホッとしたよ〜。もう2度と追試になんか受けませんよっ!残された7月まで、ドクターまで全力疾走しちゃうわよん、ふふっ♪(気合い入れなおしました)→でも、また眠くて朝の授業さぼっちまったい・・・(今週3回目)。

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やっぱ、彼らのおかげなのかしら・・・?やっぱり、君はスーパー・ラッキー・キャットだよ!めっちゃ、アサンテ!(ありがと)



1月12日

親友のエミコのおばあちゃんが亡くなってしまった。久しぶりに人間が生きるっていうこと、どういう人生を歩むかっていうことなどをディープに考えてしまった。

小さい時におじいちゃんやおばあちゃんが亡くなるのって、ただ悲しいだけのことだけど、大人になって誰かが亡くなるとそれ以外にも考えてしまう。お年よりって亡くなってしまうけど、彼らの人生を振り返ってみると、ホント、いろいろ人生観の勉強になる。長い人生を生きてきた人ではならの知恵っていうかなんと言うか。うちのじいちゃんもテレビ見ながらオナラばっかりしてたけど、若い時は戦争行ってて銃で撃たれたりしたすごいハードコアな経験があったし。人間は生まれてきたら必ず死ぬ。でも、その生と死の間に何をしてきたかで人間の人生が決まるのだと私は思う。おじいちゃんやおばあちゃん達にも子供時代があって、思春期もあって、恋愛もして、結婚もして、子供を育てて、孫も出来て、って、いろいろあったんだもの。最後に死を迎える時、自分の死を目の前にして、人間は何を思うのか。素敵な思い出ばっかり思い出すのか、それともしてきたことに対して後悔をするのか、家族を想うのか、死をおびえるのか・・・。ホント、人間が一生を終えるって、すごいことだと思う。

私達の出来ることは、彼らから習ったことを次の代に伝えることじゃないかなと思う。ということで、うちの母から「載せちゃダメ」と言われていた、うちのじいちゃんエピソードをアフリカ日記に載せることにしました(ごめんね〜)。



1月11日

学校に行ったら、すごい物見ちゃった。覚えてます、クリスマス前に去勢に失敗すると管の炎症が起きてしまうことがあるってこと話したの?

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この子豚なんだけど、正月明けてから外科実習のグループで手術をする予定になっていたのね。

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な、なんと、3週間たったら、こんなになってたよ・・・(冷や汗)。

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まじ、かわいそう・・・。いくら年明けてからの手術予定があったからって、こんなになるまで放っておくことないのに・・・。いくら、うちらの勉強のためとは言え、絶対に間違ってると思う。

この子豚の手術は木曜の予定です。今日の午後は犬の子宮を取る手術とゼップっていう耳の手術で、私は執刀医。今まで何度も友達のノニー(獣医)のアシスタントしてたけど、一人でやったのは初めてでした。他のグループより早く出血も全然なく無事、手術は終わったよん♪



1月10日・学校始まる

またまた学校が始まってしまった。う〜、朝やっぱり起きれなくて10時の実習に滑り込み(私以外に一人しか来てなかったけど)。大型動物のクリニック行ったら、休み前に角を取った牛の角の穴から黄色い膿が垂れてた。結局、膿ではなく穴がふさがって中に体液がたまっていたので、それをきれいに出すことに。穴を開けたらコップ一杯ぐらいの液がドローっと出てきたよ。汚ないよぉ〜・・・。

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角を取った後の穴。青いのは抗生物質スプレーの色ね。

おまけに牛が頭を振るので、顔に思い切りかかったぞ。も〜、今日は昼休みに保険書の写真を撮らなければいけなかったのに、勘弁してよ・・・。やっぱり、学校始まるとこういう生活に戻るのね・・・。しばらく比較的きれいな生活していたので、た、ため息が・・・(ふぅ〜)。

おまけに追試の結果を聞きに行ったら、「まだ採点していない先生が一人いるので、今週中には結果が出ますよ。」(え?追試受けたの12月16日だよ)一ヶ月もたって、まだ採点してないのっ?!しかも、追試受けたのたった2人なんすけど。こっちは5年生に進級出来るかの瀬戸際なのに、早く採点しろっ!!



1月9日

今日は家で昔撮ったビデオをカセットにダビングしてみた(つい最近やっとやり方を理解した)。犬達の子犬時代のビデオ、永遠と2時間!(誰がそんなの見るんだ?) その他にも一人で馬の解剖しているビデオ、同じく2時間(これも誰も見ないでしょう)。

午後はシュークリームとメレンゲ作ってみた。小学校のころケーキ作りに凝っていた時、シュークリームのシューだけが脹らまなかったんだよね。また失敗するかなと思ったら、大成功!うれしい〜♪



1月8日

月曜は学校か・・・。追試の結果が出るんだよね、憂鬱だ・・・。そうだ、今まで病理学の追試ってずっと書いていたけど、最近辞書で調べたら「Medicine」は内科学でした。病理は「Pathology」だったみたい。追試受けたんは内科学ですね。ところで、内科のリポート、まだ出してないままなんだけど、どうしよう。しばらく日本語とか喋ってたし、英語の専門語使ってなかったので、う〜、リポート書くの面倒くさいな。

どうも日本語の専門の言葉は分からん・・・(小学校までしか日本語習ってないの)。日本語ってややこしいとか思う。日本人が普通に書く敬語の文章とか、私は何回も読みなおして変な事書いてないかチェックしたりするんで、メール一つに30分とかかかるし、面倒くさい。生後10ヶ月から海外暮らしの弟が、今年24歳になって日本に住むことを決めたけど、彼も大変だな〜って思う。うちら小学校しか日本語習ってないし、日本の風習とか知らないし・・・。23歳の時に私も日本に住んで働いたことあるけど(日本の生活を知った方がいいかなと思って)、4ヶ月で発狂してハワイに逃げてしまいました。まぁ、それでも、その経験で習ったことはいっぱいあったので、弟も頑張って欲しいと思ってる。頑張れ、リュウ!



1月7日

今日はヤマトが具合が悪くて朝からご飯食べたくなくてグッタリしているので、家で面倒見てた(と言ってもたいしたことはしていなく、お腹に優しい物あげたり一緒にウダウダしてただけだけど)。どうやら昨日食べ過ぎで胸焼けしていただけみたい・・・(昨日コユキの分も食べた)。夜、友達の誕生日ディナーから帰ってきたら、元気にヤモリ追いかけてました。



1月6日

きゃ〜・・・。

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居間のテーブルにおいてあったダルマが犬に殺されてました・・・(せっかくおととい届いたばっかりだったのに)。 5個中2個、ご臨終・・・。



1月5日

今日は友達から借りたビデオを見て、ぐうたらの日。「あいのり」の南アからマラウィまでのエピソード。ボツワナやら自分が行ったところの映像もあったし、結構面白かった。恋愛っていいな〜と思う反面、若いっていいな〜と思ってしまう、今日この頃・・・。友達のYちゃんの家の近くのホテルでピンクのラブワゴンあったな〜(かなり目立つ)。

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暇なので招き猫を並べてみました。いや〜、父もよくぞこんないっぱいに集めたよ・・・。



1月4日

4ヶ月半かかり、一時帰国した時の最後の荷物が届きました!ダンボールいっぱいの39匹の招き猫です(なんじゃそりゃ?)。うちの父がハワイに住んでいた時になんか招き猫に凝って集めていたんだけど、日本に帰って置く場所がなくなったらしい。捨てるのは縁起が悪いので、「お前、招き猫をケニアに持っていかないか?」(送料は父が持つからと言うので了解) そして、「卒業したらクリニックに置いたら?」と母。船便で送ったけど半分は壊れてるだろうなと思ったら、なんと一個も壊れていなかった!奇跡だ〜っ!

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うふふ♪ スーパー・ラッキー・キャット!今年は、いい年になるかな? 



1月3日

クリスマスと正月のパーティー続きで、食べすぎですわ・・・。



1月2日

ぎゃ〜!

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居間を歩いていたら、鳥の死骸踏んでしまった・・・。ヤマトのバカ〜、鳥を殺して家の中に持ってくるのはやめてくれ〜。ヤマトが殺して家に持ってきてくれるヤモリと鳥は数知らず。お前は猫かっ?



1月1日・2005年!

明けましておめでとうございます!

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今年も変なことばっかりしていると思いますが、HP見てくださいね♪



12月31日

今日は、もう大晦日か〜・・・。なんか日本にいないので、全然そんな雰囲気じゃありませんね。でも、少しでも雰囲気出すために、友達の家で年越しソバ食べて正月のおせち料理まで食べてきたので(明日はみんな忙しい)、満足、満足。今年はいろんなことがあった1年だったけど、来年はもっといい年になるといいな。