おととい起こった車の事故のことを話すと、みんな、「う〜ん・・・」と言葉を失っていた。そして、カージャック以外にもケニア人が車を止めなかった理由がもう一つあったことを知った。なんかね、事故現場とかにいて人を助けたり、事件を目撃して通報したりすると、質全的に「第一容疑者」になるらしい、この国。だから目の前で殺人事件があっても、絶対にみんな通報しないんだって。通報すると必ず警察が容疑者だと言い張って、チャイ(賄賂)なしだとかなり不当な扱いうけるそう。この国で不当な扱いって言うと、本当に理不尽なことが起きるからね。だから、みんな絶対に関わりたくないんだと。あの夜も誰一人証人になりたくないと言って、助けた人も急いでその場を去っていったのはそういう理由があってのことだったらしい。ケニア生活7年半、まだまだ習うことがいっぱいです。
8月8日
今日の夜は、なんかすごいことがあった。お誕生日会に呼ばれて出かけていたんだけど、そこの家から帰ってくる最中、反対側で車が事故を起こしていた。前方が壊れた車が停まっていて、その前で大きな声で「誰か、この人を運ぶのを手伝ってくれ!」と叫ぶ男の人が、倒れた男の人を抱きかかえていた。横にはひっくり返った人力車があり、男の頭からは血が流れている。時間は夜10時半。8時を過ぎたら、車を襲われる危険があるので信号でも停まる人はいない町、ナイロビ。夜間に車を止める人なんて、誰もいない。何台もの車が倒れた人を横目で見ながら、通り過ぎていく。私も人が倒れているなと思いながらも、こんな夜更けに車を降りるなんて危険なことはしたくなかったので、そのまま通り過ぎるところだった。
事故現場の横に来た時、意識がない男を抱きかかえながら「お願いだから、誰か助けてくれ!」と叫んでいる男と目が合ったので、窓を開けて聞いてみた。「病院に運ぶのを手伝って欲しいの?」。すると彼は、「病院には私の車で連れていく。私一人では車に彼を乗せられない。助けて欲しい」と言った。引き逃げが結構多いケニアで、ちゃんと自分の車で被害者を病院に連れて行くというのは、珍しい。手伝ってあげようかと思ったが、こんな時間に車を止めて外に出ることの心配が頭をよぎった。事故やヒッチハイクの真似事で車を止めたりは、よくある話だから。誰もが自分の身の安全を心配して、他の車も止まる気配はない。覚悟を決めて、車から降りてみた。ぐったりと倒れた男の頭からは血が出ていて、目は開いているけど視点が合っていない。この人を引いたと思われる運転手は、「どうすれば・・・」と、パニック状態になっている。
「頭を打っていて変に動かさない方がいいから、担架に使えるような布はないの?」と聞くと、急いで彼は自分の車のシートから布を取って持ってきた。頭が混乱していて自分で行動に移せないようなので、車の後部座席に怪我人を乗れるスペースを作るように言った。そして、意識不明の男の下に布を引き、どうにか頭を動かさないように持ち上げれるように固定してあげた。気がつくと回りに何人かの男の人がいて、「持ち上げるのは俺らがやる」と言ってきた。最初は事故現場で停まった車は私のだけだったが、道路を見ると私の車の回りに3台の車が停まっていた。ムズングが止まったのを見て、安心してケニア人も車を停めたのだろうか。みんなに怪我人を車に乗せてもらうと、事故を起こしてしまった運転手は、何度もお礼を言いながら病院の方面に車を走らせて行った。
家に帰ってから自分の行動を振り返ってみて、非常に複雑な気分になった。倒れていた彼があれからどうなったのかは分からないけど、怪我人を助けてあげたということはいいことだと思う。でも、夜間に車を降りるのはどう考えてもバカなことをしたとしか思えない。無事だったから良かったようなもの、事故の真似事をして車を停めてカージャックするケースだって十分に考えられる。友達も「血だって偽物かどうかなんて分からないからね・・・」と心配してくれた。現にそういうことがしょっちゅう起きるからこそ、ケニア人は誰も停まらなかったのだから。自分の身を守ることに必死になっているうちに、いつの間にか人助けさえもリスクが大きくなってしまっている。だから、薄情とは言い切れない何かがある。人と人とのつながりを大切にしているアフリカの文化が、いろいろな厳しい現実のせいで、だんだん消えつつある。ジェーンにこの話をしたら、
「バハティ・ンバヤ・・・・、マイシャ・ニ・ングム。(運が悪いわね・・・、人生は厳しいのよ)」
そして、「ウシ・シマミシャ・ガリ・ウシク・テナ(次は夜には車を止めちゃだめだからね)」と注意された。無事にそこを切り抜けたから「いいことをした」と言えるが、これでカージャックされていたら、みんなに「バカなことをした」と言われるだけだろう。だから、自分がいいことしたのか、バカなことしたのか分からない。今回は、たまたま叫んでいる男と目が合ったから夜間でも車を止めて怪我人を助けた。でも、次に同じようなことがあったら、同じ行動を取るかどうかは正直分からないというのが本音。なんか考えさせられてしまう夜だった・・・。
8月7日
昨日、朝から昼は滝の上流のザンベジ河でカヌーを漕いでいて、腕が筋肉痛。午後は120メートルの崖を下りて滝つぼの下まで行き、また崖の上まで歩いて戻ったので足が筋肉痛。その上、南アで地獄のような11時間トランジットがあり、ずっと固いイスに寝転がってたので、こ、腰が〜っ。やっとナイロビに帰って来たけど、体ボロボロ・・・。
おまけ:

リビングストン島にあった、ザンベジ河が見下ろせる「Loo with the View」(景色のいいトイレ)。座っているのは、一緒だったJさん(ただ座っているだけ!)。

トイレに座るとザンベジ河の水が滝に落ちるのが見える。
8月6日

つねに水しぶきがあがっているので、毎日虹が見える♪

ダブルの虹や、360度の丸い虹もあって、びっくり。

虹をバックにポーズ!(アマガッパがダサいけど)

とにかく、すっごい水量!

ホント、水の力は恐ろしいわ〜。

そして、地上120メートルで自殺行為としか思えないことをするガイド・・・。
8月5日

108メートルの崖の上です。足が震えそ・・・。

崖の一番近くまで行ってポーズをしたはいいけど、怖いので無意識に鼻の穴が膨らんでます・・・。

同じく渓谷を眺めるポイントでポーズ。こ、怖い・・・。
8月4日
今日は、めちゃくちゃ疲れた・・・。朝7時からザンビアに行って、マイクロライトという小型飛行機(というより羽のついた三輪車のような代物)の乗り場に行って(私は乗らずに地面でお留守番)。

前回乗ったやつより前に何もついてなくておもしろそう。私も乗りたかったなぁ〜。

滑走路をゾウが通過中。

そして、9時にザンビア側から滝を見る。

今度はジンバブエに戻ってそっちからの滝を見る。

ご飯を食べ、すぐヘリコプターに乗る(滝の中に虹が見える)。

またまたザンビア側に戻り、ボートで滝の上にあるリビングストーン島へ(目の前の水しぶきが立ってるところが滝!)。
島って言っても、水が滝つぼに流れ落ちる場所にあるから、崖の上に立ってるのと何も変わりないから怖い怖い。100メートル以上下の滝つぼの中には、なんとカバの死体が・・・。川の流れにもっていかれて、上流から滝に落っこちたそう。おまけに岩の上を歩くと、コケがあって滑るし、ひぇ〜!って感じ。

滝の水が落ちるところをビデオに撮ってくれるガイド。絶対に頭おかしい、この人。
すべてのことを終わらせて部屋に戻ったのは11時。まじ疲れたぁ〜!明日もすごいスケジュールなので、頑張りますわ。
8月3日
今回で3回目のビクトリアフォールだけど、2年半前に来た時よりさらにジンバブエドルの値段が低下しています。前回はオフィシャルレートが1ドル=800ZIMドルで闇レートが1ドル=5000ZIMドルだったけど(大昔では1ドル=1ZIMドルだった時代もあったらしい)、今回は、なんと1ドル=250,000ZIMドル!すげ〜。っていうか、いくらと言われても、ゼロが多すぎていったいいくらなのか検討もつかんわ。数字が3桁以上になると眩暈がするほどの数字嫌いのあすかさんには、値段を言われただけで頭が真っ白。ZIMドル、嫌い・・・。そして、いつもはスワヒリ語が分かるから回りの人の会話が分かるのに、ここだと現地の人が話している言葉が分からないのがやたら気になる。ショーナ語はバンツー系なのでスワヒリ語に似た言葉があるのに感動しちゃったりして、変な気分。

空港からビクトリアフォールの町に向かう道。
午前中は調べ物しててずっと忙しくて、午後からはオフィスに行ったり、崖に行ったりしてた。崖ではGORGE SWINGっていう崖にワイヤー張ってそこを飛び降りるのを白人の観光客がやっていた。バンジージャンプが70メートルのドロップなのに、これはなんと120メートルのドロップ。お金を払って120メートルの崖から飛び降りようっていう観念が理解できん。っていうか、頭おかしいとしか思えない・・・。崖から120メートル下の濁流を覗き込んで、その高さに眩暈がしそう。お金もらっても、飛びたくないわ〜。夜はBOMAというレストランに行ってきました。まるでナイロビのCARNIVOREレストラン(通称カーニー)。ジンバブエの観光客向けのアフリカンバーベキューみたいなもの。素直に楽しそうにエンジョイしている観光客を見ていると、私も昔初めてケニアに来てカーニーに行った時は、おもしろかったのを思い出したわ。住みなれたケニアをたまに離れて違う土地に来るのもいいかもね!

すげ〜不思議な食べ物を発見→「バナナ・ベーコン・バーガー」
味はすごい微妙。まずくはないが、決して美味しいって訳でもない。ハンバーガーに甘いバナナの味がして、そのまま・・・って感じ。っていうか、なぜバナナをはさむ必要があるのか、ちょっと理解不明。
8月2日
ちょっとジンバブエに行ってきます♪
ジンバのどこに行くかって?

ここ♪
朝4時に起きて、南ア経由でジンバのビクトリアフォールに出発です。南アまでは昨日あんまり寝てなかったので、爆睡。気がついたらヨハネス(あらっ)。飛行機から降りてみて、びっくり。めっちゃくちゃ寒いっ!!ケニアの寒さなんか比べ物にならん、半端じゃない寒さ。それもそうよね、お昼なのに温度計見たら、なんとマイナス3度!そして、外を見るとなんか白い粉みたいなのが宙を舞ってる。これって、これって、も、もしかして、雪ぃ〜〜っ?!
まじで、雪が降ってます、ヨハネス。アフリカなのに、雪・・・。真冬です、はっきり言って。日本に冬帰った時の気温となんも変わりない。寒いのが嫌いでアフリカにいるのに、絶対にアフリカでもヨハネスには住みたくないっす。ジンバについたら昼間は20度ぐらいだったけど、夜になったらナイロビと同じぐらい。でも、ヨハネスと比べるとそうとうマシ。知り合いは明日から南アのブッシュに仕事に行くらしいんだけど、マイナス3度の中でのブッシュ生活は、かわいそう・・・。
8月1日
で、電波がない・・・。朝からジェーンと一緒にアンテナつけた鉄パイプと電話機を持って、庭中を歩き回ってます。どう見ても、宇宙と交信しているか、宝探ししているかにしか見えない・・・。木に登ってみたり、屋根に上ってみたりするけど、電波はさっぱり。引越しする時には気がつきもしなかったんだけど、うちって坂の真ん中にある上に四方をものすごく高い木で囲まれてるのね。アンテナで電波探すことになって、高いところに登って見てみて、初めて気がついたわ。午前中ずっと電波探ししててなくてガックリしてたけど、坂の上に上ったら電波が入って、ネットも国際電話もかなり調子いい。
絶対に電波見つけてやる〜っ!
と気合を入れなおして、5メートルの鉄パイプを購入して補強。6メートル近いパイプの先にアンテナをつけたけど、まだ見つからん・・・。夕方また木に登って電波探していたら、お向かいさんの庭師が「朝からやってるでしょ、助けいる・・・?」と聞いてきたので、助けてもらうことにした。そしたら、この人、猿より早いんじゃないかというスピードで地上20メートル近いところまで木に登っていってしまった(かなり、びっくり)。そして、木の幹にさらに長い木の棒を打ち付けて、鉄パイプ&アンテナを装着。アンテナの高さが地上30メートル近くになった時、初めて電話機の液晶に電波を発見!!

この木の一番上まで登れる人っていったい・・・。
嬉しい〜、まじで嬉しい〜。っていうか、絶対私一人じゃ出来なかったわ〜、この仕事(高所恐怖症だし)。おまけに一日中アンテナ持って庭歩き回ったり木に登ってたりしたので、手が筋肉痛じゃ。でも、これから毎日ネットがちゃんと出来るようになるので、良かったぁ〜。でも、まだセッティングがよく分かってないのでネットはつながっていても、メールの受信が出来ても送信が出来ない。どうしたことか・・・。それより、明日は早朝(4時半!)からジンバブエに行かなきゃいけないのに荷造りもしてないで、宇宙との交信なんぞしている場合じゃないっしょ。あ〜、渡されたジンバの書類もまだ読んでいないし、フライトが朝だったってことも今気がついたんだよね・・・。
ジンバ行く用意してたら、レイちゃんが下痢したらしくウンコついた足で人の部屋に入ってきた。汚いのでお風呂で足を洗ってあげてたら、抵抗して回転ジャンプしたレイちゃんに唇を引っかかれて流血した・・・。唇の裏側を真横に切られた上に、鏡をよく見たら鼻の頭まで引っかき傷がついていた。先週すでにレイちゃんのせいで頬っぺたに2本長い引っかき傷が入り、さらにまぶたには噛み付かれて後の牙の穴が開いてるのに、またまたやられた・・・。「その傷、結構目立つよ」って、会う人会う人みんなに言われているんだけど、それにまた唇の怪我が追加されてしまった・・・。動物の引っかき傷や噛み傷って、めちゃくちゃジンジンするから本当にやめて欲しいわ。膝のインパラの蹄の後は大型動物獣医の職業病だからいいとしよう。しかし、小動物獣医さんじゃないのにこの手足、さらに顔まで傷だらけなのはやめて欲しい。っていうか、レイちゃんだけだよ、私に傷負わしてるうちのペットは・・・。

飼い主だろうと容赦しないのにゃ!
7月31日
フラッシュコムというワイヤーレス電話を使って一日中インターネットにつなげられるというシステムのことを知り、さっそくそのシステムを入れることになりました。プロバイダー代や電話代を考えると、絶対こっちの方が安いし、国際電話月3時間タダで携帯電話も1時間タダだそう。携帯電話とか国際電話って普通の回線を使うとめっちゃくちゃ高いので、絶対にこっちがいい!と思って、購入したのはいいけど。
うちの家が郊外過ぎて、無線の電波が届かない・・・(しくしく)。
おまけに電話会社の人が午後4時に来るって言ったくせに夜8時に来て、電波の問題とかセットアップの問題とかで夜中12時までずっとバタバタしてた。アンテナ立てれば電波も届くと言ってるけど、どうだろう。明日またやるしかないわ〜。

寒い夜は、ワン子の間で寝るにゃ。

ぬくぬくにゃ♪