獣の女医 in アフリカ
4月21日

家の修理用に買った物:

プラスチックの雨どい、雨どいの止め具、雨どい用の接着剤、5000Lタンク、500Lタンク(屋根の上におく物)、タンクにつけるタップセット、鉄パイプ(給水用)、プラスチックパイプ(排水用)、パイプとパイプをつける部品(プラスチック&鉄)、トイレのハンドル、トイレのブイ、油性ペンキ(グロス)、油性ペンキ(マット)、床用ニス、ペンキのティナー、ペンキブラシ、ペンキローラー、紙やすり、トンカチ、ネジ、マイナス&プラスのドライバー、釘(1,3,4インチ)、U字釘、コンクリート用の釘、ネジ(いろんなサイズ)、シャベル、クワ、ピッケルみたいなクワ、穴掘る用の鉄の棒、フェンス用チェーンリンク(12本)、ワイヤーメッシュ、金網(蚊よけ)、鉄のゲート、鉄のドア(玄関用)、コンクリート(300キロ)、砂、小石、フェンス用ポスト(100本)、コンクリートを混ぜる鉄の皿&トーウェル、チョウツガイ(ドア用&窓用)、ドアノブ&ロック、鉄を切るノコギリ、木を切るノコギリ、パンガ、ポリフィラー、ヘラ、DCからACに変更するエレクトロニクス・バラスト、DC用バルブ、DC電気回線、バルブスタンド、ノミ用殺虫剤、シロアリ用殺虫剤、バッテリー用クランプ、ワイヤーカッター、マンホールの蓋(ゾウが踏んで割れたらしい)、洗面所のU字の排水パイプ、木製ボンド、フォーマイカ(台所に貼るプラスチックのシート)、コンタ(フォーマイカ用のボンド)、麻のロープ、ガソリン用20Lタンク、窓のガラス、シリコン、プレスボード、木材関係、etc…

その他にもいろいろ小さい物を購入したが、よう覚えてないっす。っていうか、全く知らないフィールドの物を買わなくてはいけなかったから、大変だった。インダストリアル・エリアのどの店で何が売ってるかも知らないから、これだけかき集めるのにも、かなり時間がかかってるのよね。でも、家の壁や屋根の造り方、給水や排水システム、ソーラーシステムなど、今まで詳しくなかったフィールドのことを理解出来るようになって、かなり嬉しい。



4月20日

昨日の夕方マラから帰ってきて、今日はまたまた早朝からインダストリアル・エリアで丸一日過ごしました。雨どいやら給水タンクなどを売ってる店、ソーラー関係の店、そして大工用具屋などをずっと走り回っているので、インド人に顔が知られ始めてしまった。「あすか、今日は何が必要なんだ?」と名前まで覚えられてしも〜たわ。金網やら工具やら買いあさっている女なんていないし、車のキャリヤーに登って荷物しばりつけてる女もいないので、かなり珍しいみたい(っていうか、首振りながら笑われてるし)。このところナイロビにいればインダストリアル・エリアをうろついているので、釘の値段からトイレタンクの値段、そして、ソーラーの仕組みから排水システムまで、ずいぶん詳しくなってしまった。マラでもセメントと混ぜる砂や小石の値段から、床用の平たい石がどの地域でいくらで売ってもらえるかから、どの地域で屋根にしく干草をゲット出来るとかまで全部知ってるよ。そんじょそこらの男にはサバイバル知識は負けませんわよ。



4月19日

先日の大雨で泥だらけだったアイトンを通って、無事にナイロビに帰って来ました。アイトンの道は、またえらいことになってたわ。大雨で通常の道が流されて、いきなり迂回する道が、アイトンとは反対方面に最初向かってるんだもん。「ノーンギシュ、エンダ・ハパ」(ノーンギシュ(私のマサイ名)、こっちへ行け)とマラリアンタの町のマサイに言われなかったら、分からなかったわ。それにしても、道、悪すぎ。また25日にマラに戻る予定です。あぁ、体力的にキツイ・・・。



4月18日

明日ナイロビに帰る予定なので、今日は早朝6時から家の修理をして、昼に葬式に出て、夕方に家中に殺虫剤を巻いた。そして家を閉めて、ジョンをムズング友達の家まで送り返して、オロナナ・ロッジの友達に荷物を届けに行ってきた。目が回る・・・。



4月17日

昨日のマニャッタでのお祭りで、ムニェムェのお父さんが死んでしまいました。酒の飲みすぎだそう。マニャッタにはチャンガー(違法酒)のドラムが200本もあって、昨日家に帰ってくる道にも泥酔して電池切れのムゼーがいっぱい道端に倒れてた。溝に落っこちて、大雨の水で顔が半分まで水につかりながら泥酔しているムゼーもいたし。ロルゴリアンの病院に行ったムニェムェから電話があって、「うちの弟にオヤジが死んだって伝えてくれ」って言われたんだけど、マサイは死を怖がるし、死を報告する時は直接的に言ってはいけないらしいので、弟に「ムニェムェが、あなたに急用があるから話したいらしい」と電話を渡した。そしたら、ムニェムェ、直球で「オヤジが死んだ」と言ったらしい。そしたら、もう大変。カワイの町のど真ん中で、弟が泣き、それを見ていた第一夫人がが大泣き、第二夫人も大泣き、そして、ムゼーの姉妹も大泣き。とんでもない騒ぎになってしまい、私もその場を離れられない状況に。仕方ないので、ロルゴリアンに埋葬許可書を取りに行ってあげることになった・・・。



4月16日

昨日は一日中、埃と糞まみれになってた、私たち。今日は、誰も仕事する気なし。なので、今日はみんなでロルゴリアンでのマサイのお祭りに行ってきた。「クナ・シェレヘ・クゥワ・マニャッタ!」(マニャッタでお祭りがあるよ!)というピーターのお誘いで行ったんだけど、あまりにも大きい祭りで、びっくり。正装したマサイが1000人ほどいて、トランスマラ州のMPまで来てた。すげ〜、みんな体中に赤い土塗った戦士や、大量のビーズの飾りをつけた女の人がいっぱい。昔の本に出てくるような本場のマサイのシェレへだ〜!



4月15日

天井のジャンビの張替え。こんなに難しい仕事だとは思わなかった。そして、天井に住み着いたコウモリの糞の掃除。埃と糞で、死にそう・・・。いったい、この家は人間が住めるようになるのだろうか・・・?というか、いったい今までこの家に住んでいたマサイは、どういう暮らしをしていたのか?っていうか、この汚さは、彼らは気にならないわけっ?!



4月14日

ジャンビ(葦の敷物)を天井に貼り付けるので、今日はミゴリにジャンビを買いに行ってきた。うちから、2時間ほどの場所で、早朝に出発して早目に帰って来ようと思ってた。そしたら、朝からガソリン探しで半日かかってしまった。マサイマラ中のロッジにガソリンがないっ!セレナまで行ってきたのに、セレナまでガソリンがないなんて信じられん。セケナニ方面もないらしい。全国的にガソリンのショーテージがあるらしい・・・。ぎゃ〜、家に戻るまでのガソリンもない。仕方ないので、マラリアンタの町でマサイが隠れて売っているマニャッタのガソリンを買うことに・・・。入れ物が汚いから、絶対に入れたくなかったが、どこにもないので仕方ない。トホホ・・・。「ガソリン入れる前に、給油口に布かけてくれ」と頼み、マニャッタのガソリンを初購入。案の定、布にゴミがいっぱいついてたわ(良かった、布かけて)。そして、大急ぎでミゴリに行き、ジャンビも購入。ガソリンを探し回るだけで、90キロ近く走ってたわ。めちゃくちゃ疲れる一日だ・・・。



4月13日

キリゴリスでセメント300キロ買って来ました。自分の車だとそんな重い物をこの悪路で運んだら大破するので、ムズング友達の車でキリゴリスまで行って来た。セメント買うのも何もかも、すべて自分でやらないと、何も進まないマラ。早朝6時半からトンテンカンテン家の修理を始めて、夜7時までノンストップで働くフンディのジョンをゲット出来たのは、すごい助かる。キリゴリスから疲れて帰って来ると、いろんな仕事を終えてくれてる。しかも、前の日に次の日は何をするか自分で決めて、黙々と仕事をしてる姿に感動。ジョンがいなかったら、何も出来なかったかも・・・。



4月12日

昨日から始まった家の修理。キシー族のフンディのジョンは、ものすごい働き者。そして、彼のアシスタントとしてムニェニェも頑張ってます。隣人のマサイのキジャーナ(若者)が、「オレもフェンスのポスト建てる穴を掘る仕事をしたい」というので、「いいよ」と言っておいたけど、結局、穴一つも掘らずにギブアップ。ピーターが、「オレらマサイには力仕事は無理だから」と言ってキシーを連れてきたのが、分かる。ロッジ勤務とかしたことあるマサイ以外に仕事を頼むと、何も出来ない・・・(汗)。というか、辛くても仕事をちゃんとする、時間を守る、自分で仕事を理解して何をしなきゃいけないか自分で判断する、ってことが、出来ない。辛いとやめちゃうし、毎回支持されないと何もしない。仕事を途中で放棄したキジャーナは、フンディの仕事を横で見ていたり、工具を使って木を彫ってルング(棍棒)を作ってみたり(おい!)。こっちが忙しいのに、仕事場で遊んでるんじゃない!っつ〜か、ジャマだから、どっか他の場所で遊んでくれっ!



4月11日

昨日、夕方にマサイ友達のピーターとムズング友達(マラでマサイに育てられたムズング、ピーターの義兄弟)が遊びに来た。ムズング友達のところで働いているフンディ(大工)が、うちで修理をしてくれる予定です。同じく、昔彼のところで働いていたマサイのムニェニェが、うちのマラでのパトリック役になることになった。パトリックは、「ナイロビにいたいです」という彼の意見を尊重して、マラに連れていくのはやめた。紅茶を飲みながらみんなで話していると、壁やら床やら小さなゴキブリが、サササー・・・。ムズング友達が、「げげっ!すぐに殺虫剤をまけ!」。はい、分かってますって。いっぱい殺虫剤買って来たから、家の中の修理が終わったら、すぐまきますって・・・。



4月10日

一人でアイトン経由で、マラに行くのは初めて。いつもはナロックで誰か便乗する人を友達に探してもらってるんだけど、今回は誰もいなかった。アイトンについたら、大雨で、とんでもないことになった。車は2回スタックするし、エンジンに水入って、ファーストギアでしか動かないし。結局、マラについたのは、夕方の6時。疲れた・・・。



4月9日

引越しの準備で、フラフラ。苦労の甲斐あって、家の物をすべて梱包しました。すべて、ダンボールに入ってしまったので、何もない。明日から、家の修理をしにマラに行ってきます。修理が終わったら、一度ナイロビに戻ってトラックでフェンスの材料をかぐを持っていかないと。そして、フェンスが終わったら、今度は犬猫とジェーンを迎えにナイロビに帰って、パトリックにこの家のフェンスを取り除いて、それをさらにマラに持って来る予定。うわっ、何度マラとナイロビを往復しないといけないんだ。あぁ、気が遠くなりそ・・・。



4月8日

ネットがよく繋がらないので、日記の更新が途絶えてます。ナイロビだけ使用出来るえワイヤーレス電話から、携帯モデムに代えたんだけど、なぜかうちでは繋がらない・・・。っていうか、私んち、ナイロビなんすけど!(郊外だけどね) 丘の下に建っているうちんち、携帯さえ「何度も電話しているんですけど、繋がらないんです」って言われてるぐらい電波悪い。携帯モデムも、「マサイマラに行った方が繋がりいいいかもね」だって(ホント〜か?)。10日からマラに行くので、向こうで試してみるわ。マラの方が繋がりが良かったら、私のナイロビの家って悲しいかも・・・。



4月7日

現在、野生動物関係者と地区獣医局とかって、かけ離れている存在なのね。アウトブレークが起こっているのに、誰もそれがケニアの大切な観光業の元になっている野生動物にも関わってくる問題だということを指摘する人がいなかった。っていうか、家畜関係の人は野生動物事情をあまり理解していないので、セレンゲティで起こったジステンパーのことも、「えっ?!ライオンになんかうつったの?」って感じで、知らない人が多かった。そして、野生動物関係者も「えっ?!ジステンパーが回りで起こってるの?」と、マサイランドで起こる問題を誰も知らない。みんな、どっちかに詳しいかで、保護区とマサイランドでの両方の情報を知っている人は、ほとんどいない。

犬が死んでマサイが痛い目みないと自分たちで何もしないでしょうという意見があったけど、それはちょっと違うと思います。毎年観光客が楽しみに来ている7月から9月のヌーの大移動では、マサイたちが大迷惑をこうむっているのって知られていない。ヌーは口蹄病のキャリアーで、自分たちは病気を運ぶだけで発病しない。でも毎年ヌーが大量に移動してくるので、この季節になると保護区近辺のエリアからマサイの牛がどんどん口蹄病にかかっています。ヌーの数が多いと、保護区からマサイランドまでヌーは進入してくるし。おととしはヌーの数も多くて、口蹄病もひどかった。あまりにも口蹄病が広がりすぎて、ロルゴリアンの牛市が一時閉鎖されてしまったほど。そしておととしの年末からはひどい乾期で牛が死んでしまっている上に、牛市閉鎖で牛が売れなく、子供たちが学校行くお金や生活費がなくてマサイたちは大変だったもの。でもね、マサイは野生動物が家畜の病気を持って来ることに対して何かしろなんて、誰も言っていないよ。

ヌーの病気だけじゃなく家畜を襲うライオンだって、保護区の野生動物はマサイにすごく迷惑をかけていることがいっぱい。でも、マサイは保護区と同じぐらい広大な自分たちの土地に野生動物が入り込むことに対して文句を言っていない。保護区の外の土地がなくなったら、保護区から毎晩マサイランドに食料を求めてやってくる草食動物などは、住む土地がなくなってしまう。保護区の野生動物は隣接する広大なマサイランドがないと困るけど、保護区がなくてもマサイには何も支障はない。保護区を彼らの放牧地として返してもらった方が、マサイにとってはいいに決まってる。だって、保護区は元々彼らの放牧地だから。今までのように保護区内の草や水へのアクセスを拒否されることだってないから、家畜にとっても助かるし。ライオンがマサイランドで家畜を襲ってしまったら損害賠償を払う。マサイランドで問題が起きたら、出来るかぎり助けてあげる。それが、彼らの放牧地を野生動物保護区として奪い取ってしまった責任でもあるのではないかと、私は思う。



4月6日

「やらなければ、批判される。やっても、批判される」ってセリフがあるけど、ホント、そうだな〜って思う。この1週間で、かなり悩む日々が続きました。「なぜ野生動物が死んでいないのに、みんなを驚かせるのか」とか、「そんな大金、自分で使うんじゃないか?」とか(使わんよ。っていうか、獣医費抜きのオペレーション・コストだけの値段だし)、いろんなことを言う人に出会いました。じゃ、なに?野生動物がバタバタ死んだ後で、「アウトブレークが保護区近辺で起こってたの、知ってましたよ。マサイの犬がバタバタ死んでましたもん」って言えばいいわけ・・・?Mちゃんに「ここじゃ、正しい道を進もうとすればするだけ、足引っ張ろうとする人が出てくるから、強くならなきゃダメよ!」って言われたけど、ホント、そう・・・。

やらないで後で後悔するのは、私のスタイルじゃない。でも、足を引っ張る人に負けないで自分の道を通すのは、とても勇気がいる。イヤなこと言われると、やっぱ傷つくし。いろいろ悩みます。でもね、正しいと思った道だから、訳分からない批判されても、私の意見は変えません。葛藤させられた1週間だったけど、正式に「マラコンサーバンシーは、あなたの提案したワクチン・キャンペーンの必要性を全面的に認める」というレターをもらいました。嬉しくて、涙出そうだった。だって、これで、やっと変なことを言う人たちがいなくなるだろうから。



4月5日

寄付してくださったみなさん、ありがとうございます!現在で、英語のサイト経由では、12万円ほど集まりました。日本の口座の寄付は、現在代理人にチェックしてもらっていますので、またお知らせします。なんか、このところずっと悩んでいたんだけど、希望の光が見えて来ました。



4月4日

「まだ野生動物が死んでいないのに、大げさじゃないか」とか言われた。大げさ?750頭の犬が死んでるのって、私は大げさだとは思いません。10頭とかで騒いだのなら、まだ分かるけど。それに野生動物が死んでから騒ぐのでいいのかって、私は疑問に思う。事前に保護区の外でアウトブレークが起こっているのを知っていて止めないというのは、後で「なんで知っていたのに何も対処しなかったんだ?」って、問われる問題じゃないかな。それに750頭もの犬が死んでしまっているという事実は、どうなってしまうのか・・・?



4月3日

「保護区の動物がジステンパーで死んでいる写真を証拠に見せてください」と言われた。う〜ん、保護区にウィルスが入ったら終わりだから、その前に対処をしようと思っているんですが・・・。入ったら、たぶん止まらないよ、ウィルスの広まり。過去3ヶ月で、もうマサイの犬は750頭も死んでいて、まだ死に続けてるんだもん。そのリポートされた750頭って数だって、リポートされていないケースを入れれば1000頭前後だし。セレンゲティ国立公園で6ヶ月間で、約1000頭のライオンが死に、その他にも大量のハイエナ、ジャッカル、リカオン、オオミミキツネが死んだのは、1994年。そんなことにならない為を願って、ワクチン・キャンペーンをやろうと思っているのに保護区の動物が死んでいる証拠写真を見せてってのは・・・(涙)。保護区の動物が死に始めてから対処したんじゃ、遅すぎるんだって。ウィルスは人間世界の病気でさえ、現代になっても特効薬が出来てないんだよ。すぐストレィンが変化したりして、予想出来ない。セレンゲティだって、誰も犬型ジステンパーが変化して猫科のライオンにうつるなんて誰も予想していなかった。だから対処が遅れて、セレンゲティではとんでもないことになっちゃったんだから・・・。



4月2日

マサイマラで、1000頭の犬のジステンパーワクチンを打つ時にかかる費用:

Phase I (First Ring Vaccination)
Canine Distemper, Syringe, Needle (USD 4) USD 4,000
Vehicle Fuel & Maintenance (1month) USD 1,500
Community Liaison/Assistant (1month) USD 90
Solar Fridge & Battery USD 2,060

Phase II (Second Ring Vaccination)
Canine Distemper, Syringe, Needle (USD 4) USD 4,000
Vehicle Fuel & Maintenance (1month) USD 1,500
Community Liaison/Assistant (1month) USD 90

オペレーション・コストだけで、160万円かかります。1匹にかかるワクチン、注射器、注射針は、8ドル(1回目4ドル、2回目4ドル)。ケニアには、high titre vaccineが存在しないので、ワクチンは2回ワクチンを打たないといけません。1ヶ月に私一人で回ったとして、どんなに頑張っても1000頭いくかいかないかが限度。そして、1ヵ月後にもう一度ワクチンを打つので、オペレーションは合計2ヶ月かかる。車も毎日のように悪路でタイヤパンクしたりギアがおかしくなったりとどっか壊れるので修理代も高いし、長距離をカバーするのでかかるガソリンもマラでは安くない(1L=200円)。そして、現在あるソーラーパネルに装置するとしてパネル代を抜かしても、ソーラー冷蔵庫は決して安くない2060ドル。でも、冷蔵庫ないとワクチンが死んでしまうので、何も出来ない。そして、アウトブレークの地域は遠いので、いつものように丘の下のロッジの冷蔵庫を借りていたら、絶対に1ヶ月1000頭なんて絶対に無理。ロッジの冷蔵庫は朝8時に開くので、その時間にワクチンを回収してアウトブレークのエリアに向かったら、タンザニア国境近くまでいかなければいけないので、2〜3時間かかってしまう。10時以降に犬が村にほとんどいないので(放牧の牛に勝手についていってしまって、絶対に見つからないし、飼い主が村に閉じ込めておくことも無理。それだったら、一日に20匹前後が限度でしょう。そんなことやってたら、一生1000頭なんてワクチン打てないし、さらに長続きすることで費用がどんどんかかる。そんなこと言ってる間にも犬はバタバタ死んでるし、いつ保護区の近くでアウト・ブレークが勃発するか分からないし、気持ちは、とっても複雑。っていうか、頭痛い・・・。



4月1日

80通近く、ヨーロッパやアメリカの団体や動物園とかにレター書いたんだけど、一つも協力してくれそうなところがない・・・(涙)。「オペレーションのバジェットが高すぎる」っていうのと、「自分の団体は現在の問題でいっぱいいっぱいです」みたいな返事がいっぱい返ってくる。どちらの理由も分かるけど、ワクチン高いし、僻地で動き回る作業だからお金がかかるんだよ〜・・・。先進国みたいに「この日にこの場所でワクチン・キャンペーンしますから、犬を連れてきて」みたいなこと出来ないんだもん(出来たら、どんなに楽か・・・)。5キロも10キロも離れた村々を回って、しかも、犬はハンドリングされたことない野生の犬みたいなもんだから、捕まえるのにも時間かかるし。電気通ってない場所だから、ワクチン保管するのにソーラー冷蔵庫必要だし。道ない場所にいくから、マサイのアシスタント必要だし。



3月31日

なんか、ジステンパー・アウトブレークの資金集めの為にいろいろな団体にレターを書いているので、かなり毎日忙しいしています。引越しの準備も同時に進めているので、目が回りそうな忙しさ。



ジステンパーで死んだ犬の数

トランスマラ州のDVO(District Veterinary Office)の正式なリポートによると、去年の12月末から今年の3月末までの3ヶ月間ににジステンパーで死んだ犬の数は、750頭です。リポートされていないケースも入れると、1000頭前後になるということです。



ジステンパー・アウトブレーク

去年から続いているマサイマラ国立保護区と隣接したロルゴリアン地区からオルモトニ地区でのジステンパーのアウトブレーク。まだマサイの犬は死に続けています。「犬の為にそんなに高いワクチン代は払えない」というのが、マサイの主張。そして、「全部病気の犬が死んだ後に新しい犬を連れてくればいい」と決めてしまい、ワクチン打ちをしようとする飼い主は皆無。

私が心配なのは、マサイがそういう態度に出ることによって、野生動物の命も危険にさらしてしまうということ。ジステンパーの突然変異型ウィルスによって、過去(94年)に隣国タンザニアのセレンゲティ国立公園では1000頭のライオンが死んでます。ライオンがどのような死に方をするかは、このサイトに痙攣から死に至るまでの映像が載っています。

保護区の境界線からジステンパーが発祥している地区までは、わずか35キロ〜60キロ。咳や体液が触れるだけで感染するジステンパーに感染した犬が、保護区近辺の犬たちに接触するのは、時間の問題です。そして、その犬がライオン、ハイエナ、ジャッカルなどに接触するのも、また時間の問題。またジステンパーウィルスが突然変異してしまった時、先ほどの映像のように死んでいくライオンの姿をマサイマラ見ることになってしまうかもしれません。セレンゲティでライオンが1000頭死んだなら、それより小さいマサイマラではライオンはどうなってしまうのでしょう。まだ保護区近辺の犬たちは、ジステンパーにかかっていません。でも、これも時間の問題だと思います。ジステンパーはウィルス性の病気なので、感染してしまった動物の治療はなく、回復は免疫力に頼るのみ。セレンゲティでは、1000頭のライオンが死んだ後に隣接するマサイの犬のワクチン打ちで、アウトブレークは収まりました。しかし、ジステンパーが保護区に侵入してライオンなどが死に始めてから騒いだのでは、対処が遅すぎると思います。

今、英語のサイトではアメリカ人の読者たちが、保護区と隣接している集落の犬1000頭分のワクチン打ちに必要な費用160万円の寄付集めをしてくれています。しかし、これは、保護区の境目に住む集落のわずか1000頭の犬の費用。ジステンパーの発祥地から保護区までの犬は、3000から5000頭とも言われています。この私の日本語のHPは、毎日500人ほどのアクセスがあります。その一人一人が100ドルを寄付してくれたら、さらに保護区近辺からジステンパーが発祥している地区までワクチンをカバー出来ます。毎日私の日記を読んでくれている読者さんたちにお願いです。マサイマラの肉食獣を守る為のワクチン打ちの寄付集めに協力してください。

日本の寄付口座:
「マサイマラ巡回家畜診療プロジェクト」
三菱東京UFJ銀行 
支店名: 大森支店
普通預金
口座番号: 1299787

郵便振替口座:
「マサイマラ巡回家畜診療プロジェクト」
口座番号 00100−0−667889

クレジットカードの場合は、英語のサイト経由でお願いします(「DONATE」のボタンを押して、「OPEN DONATION」の項目です)。



3月30日

ナロックの道、先月からキシーまでの綺麗な道を作った建設会社にコントラクトされたらしい。そして、今、ナロックの近辺からマイマヒューに向かって、待ちに待った道路工事。しかし、今はまだ残ったアスファルトを取り除く作業をやっているので、通常より道悪くなってます(涙)。

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朝の渋滞。っていうか、どけよ・・・。

今回はノミには刺されなかったけど、めちゃくちゃ床ダニに噛まれた!10日にまた戻る時は、家中に殺虫剤まかないと。あぁ、バルサンがあったら、どんなに楽か・・・。



3月29日

今日は、キリンドーニで仕事の会議(マサイとね)。

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教会のスピーカーをチャリに乗せて運んでた青年。

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夜は、お隣の家で、焚き火を囲んで井戸端会議っす。



3月28日

今日は、ロルゴリアンの牛市に行ってきました〜。

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牛さんの売買。かなりの活気です。

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ロイタ・マサイが、ここで買った200頭近い牛を4日近くかけて、ロイタまで歩いて連れて帰ってたよ・・・。

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すげ〜店を発見!その名も、「JAPAN HOTEL」!!

それにしても、サモサしか売ってないのに、なぜにJAPAN?!



3月27日

今回は、家の修理のアレンジや、仕事関係のミーティングでマラに来ています。いつもは友達の家に泊まらせてもらったけど、今回は新しい家に泊まることにしました〜。家には、家の管理(私が引っ越すまで)をしているマサイが3人いるので、ポールの同僚のサイラスと私で、合計5人で泊まりましたよ。夜は、隣人マサイがワイワイ来て(真っ暗なのにサバンナ歩いてくんなよって感じだけど)、マサイ語のレッスンしてくれた。年配マサイで字が読めない人に教える為のレッスン・ボードを持ってきて、「ENKISOMA」(マサイ語で「お勉強」)です。私が「Enkeek」(エンキェーク(焚き木))を「Enkiik」(エンキィーク)と間違えて発音したりするので、マサイ軍団、大笑っすよ。

「Enkiik」(エンキィーク)→ ウンコ

しかも、「Ke Kokoo Enkeek」(バアさんの焚き木)って文章を、「Ke Kokoo Enkiik」(バアさんのウンコ)なんて発音したもんだから、みんな大爆笑。床に転げ回って大笑いされたよ・・・(笑)。

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サバンナ語学教室です。