獣の女医 in アフリカ
9月30日

マラの道、恐るべし!またまた車が壊れました。今回は、ボンネットのヒンジの鉄が割れ(どういう道運転してたら割れるんだよ?)、後ろのバンパーが壊れて落っこちたのでマフラーに接触してバンパーが熱で溶けて、パワーウィンドーが埃で動かなくなって、後ろのドアがガタガタになり、クラッチがいかれた(これはナイロビでしか直せないらしい)。前回煙りが出た箇所もスペアパーツ(ライトマスタースイッチ、リレーコイル)をナイロビで買わないといけないし、このままだと私の愛車が死んでしまう!プロジェクト用の車がないって、やってられないかも・・・。



9月29日

「お前の物はオレの物。でも、オレの物は、オレだけの物」とか、「お前が何かしてくれたからって、なんでオレが何かしないといけないんだ?」的な人生観で、自分勝手に生きるマサイ。まるで、ジャイアンです。うちのソーラーで携帯を充電してくれとマサイが毎日のようにいっぱい来るんだけど、ジェーン、またまたマサイで痛い目みました。

「充電してくれ」と頼まれると断れないジェーンに毎回、「人の物なんて預かると後でなんか訳の分からないいちゃもんつけられるから、やめろ」って言っていたのに(私は96年からなんだかんだとジャイアンたちと付き合いがあるからね)、私が家にいない間に「かわいそうだから」と充電していあげていたらしい。そしたら、うちのアスカリが家に来た時、「あの家に携帯を持っていくと、携帯のお金がなくなる」とか誰かが言いふらしているらしいことを教えてくれ、ジェーン、大ショック(彼女は過去6年で私のお金を1シリングも盗んだことありません)。ジョンに

「カワイ(歩いて15分の村)で30シリング払えば充電してくれるんだから、それをケチってタダで充電してくれって言ってくる奴なんてろくな奴はいない。ダワ・ニ・ヒヨ(これが薬だ=これで懲りただろ)」

と言われ、膨れっ面のジェーン。断る時も適当な理由をとっさに考えて断ればいいのに、それが出来ないらしい。適当にごまかして知らないうちに話を脱線させるとか、直に対立しないやり方で断るのが、ここでのスタイル(あまりのずうずうしい要求に時々切れることあるけど)。「人の話を聞く時は半分聞き流す」のと、「要求されても冗談まじりにごまかして逃げること」というマサイランドで生き延びる為のサバイバル・スキルをまだまだマスターしきれていないジェーンです・・・。



9月28日

食べ物がなくなって来たので、片道3時間かけてキシーに買い物に行って来ました。おぉ〜、ナクマット(大手スーパー)だ〜!!(ついつい買い物しまくり) そして、犬用の肉も購入。しかし、肉屋であまった肉を買ったら、とんでもない目にあった。冷蔵庫に入れてあった肉だったんけど、家までつく間に袋の中でだんだん暖まって、臭いのなんのって。夕方、臭いので沸騰させてどうにかしようとしたら、ジェーンが、「ヘェー!!」と悲鳴を上げて家に飛んで来た。行ってみると、

大量のウジ!!(ぬぉぉぉ〜!) 

さっき見た時は何もなかったのに、なんでこんな短時間の間に孵化してんじゃ〜!暗くなってくるとハイエナがフェンスの回りに痛んだ肉の臭いを嗅ぎ付けて、遠吠えしまくり。さらにフェンスに突進してきて、アスカリが弓矢で追い返そうとするので、慌ててやめさせた。ワーカーのジョンは、「お前ら、ウジがどうした!これぐらいのウジでオロオロするな!オレらマサイはオルプル(肉食いキャンプ)の時に肉にウジが湧いても、はらって食い続けるんだぞ!」

「ヒィエーーー!!」(ジェーン)

「ぎゃ〜〜〜!!」(私)

「そうだ!そうだ!」(アスカリ)

ウジ肉を食うとは、さすが野生動物と共存しているお方たちだ、恐ろしい・・・。ちなみに煮詰まってウジが死んだ後の肉は、気がついたら犬たちが勝手に食ってました(しかも次の日、全然元気だったし)。おぉ〜、うちの犬もマサイ化しとる〜・・・(涙)。



9月27日

「洗った洋服が牛が反芻したみたいだからアイロンを買って欲しい」

というジェーンのリクエストがあり(どういう表現だよ)、こないだナイロビに行った時にアイロンを購入してみました。しかし、電気アイロンは1500Wattも使うのでソーラーは使えません。購入したのは、マカー(炭)のアイロン!原始的だ〜。すげ〜、ナイロビで探した時も店の定員に「なぜ電気アイロンを買わない?何?電気がない所に住んでいるって、いったいどこに住んでいるんだっ?!」と驚かれたほど。買ったはいいけど、ジェーン、使い方がよく分からないので、すでにタオル2枚焼いてます。今度レシンゴがエンカプティから帰って来たら、「ジェーンにマカーのアイロンの使い方を教えてやる」だってさ。それまで、私の洋服は牛が吐き出したみたいにクシャクシャのまま〜。

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9月26日

ジェーンの叫び、第2弾。

「うちのマサイに台所でタンを吐くのと手鼻をかむのをやめさせて欲しい。食欲がなくなる」

そりゃ〜、食欲はなくなりますわな・・・。どうやら、何度もジェーンが文句言ってもやめないらしい。そして、さらに

「皿を洗うタライにタンと鼻水を何度も発見したし、足も洗っているので汚いからやめさせて。後、チャイのカップで歯磨きしてタンを中に吐くのも堪え難い」(サイテー)

耐えきれず、ジェーン、自分用のたらいを2つ買ったらしい・・・。「家の中で手鼻をかんじゃいけません」とか、「食べ物用のものにタンを吐かないで」とかって、「立ちションしながら人と喋っちゃいけません」(ムルシ)とか、「赤ちゃんがウンコしたら犬にお尻を舐めさせて掃除しないように」(ツルカナ)と同じぐらい究極の注意ごとだと思う。ケニア人にいろいろお説教をしたことがあるが、ここまで人間として低レベルなことを他人に注意しなくちゃいけないってのも、とても悲しい・・・(言っても聞かないのが目に見えているのだが)。



9月25日

マサイの問題のもう一つが、物事がどうしてそうなるのか理解出来ないのに、意味のないプライドはめちゃくちゃ高いということ(これはケニア人全体の問題でもあると思うのだが、マサイはひどすぎ)。「うちの家はゴキブリが出る。いくら薬を巻いてもいなくならない」とかいうのは、一つの例。家の中でご飯の食べカスいっぱい巻き散らかして、家の中でタン吐いたり手鼻かんでたら、ゴキブリがいなくならないのは当たり前だと思うが・・・と思うのは理解力ある現代人だけなのだろうか。「そりゃ、ウチャフ(不潔)だからでしょ」と言っても、「それは違う」と文句言うし(それ以外に何があるんじゃ!)。「ウィルス性の病気には特効薬はない」って言っても、「お前が薬を持っていないなら、そう言え」とか言われるし(牛飼いにバカにされた感じでムカつく)。私のムズング友達が、「この土地で生後6ヶ月から育っていて、ここが実家じゃなかったらこんな人に心から感謝されない土地なんてとっくのとうに出ていってると思う」と言っていたが、ホントにそう思う。しかし、どんなにしてやられても悔しくてムカついても、なぜかこの土地に帰って来てしまうという魔性の土地でもあるんだよね〜(これは遊牧民の土地にはまった多くの人に共通しているみたいだけど)。時どき、爆弾でも落としてやろうかとか思うほどムカつくが、それでもそんな土地に住みついてしまってたりするから、不思議だ。友達が「ケニア生活は、ケニア人に陥れられて痛い目みたりするけど、そんな時に救ってくれるのもまたケニア人だから」って言ってたけど、その究極の「ケニア忍耐テスト」みたいなのがマサイランドの暮らしかもね・・・。



9月24日

猫皿に続いて、また夕方からジェーンがマサイ話を始めた。今日は、また同じ猫皿でご飯を食べていたアスカリ(何度も言ってるのに!)。そして、犬のトランク(古いボロボロになった犬のブランケットやら、ブラシやら、爪切りやらいろいろ入ってるやつ)に砂糖とウガリの粉を隠して、その上に犬用品をかぶしていたジョン。犬の物だと分かっているらしいが、他のマサイに使われるのが嫌らしい。マサイランドに住んで思うこと。それは、マサイほどケチな部族はいないでしょってこと。ただほど高いものはないって言うけど、マサイランドほどそれを感じることがある場所はないでしょう。マサイが優しくしたら、絶対に後で何か要求してくるからな。最近は誰かに何かされると、「いったい何がくるんだ?!」と恐怖心まで感じるようになった。こないだも藁葺き屋根の草を隣の家の敷地で刈らせてもらったんだけど、「近所同士だし、草なんてお金を要求なんか出来ない」と言っていたが、次の日に草が刈られたら、「お金は要求しないけど、草の代わりにダニ駆除の薬を店で買った借金をどうにかしてくれ」だと。金と借金肩代わりと、どう違うんじゃいっ?!30分も口論して、「分かった。話が難しくなってきたので、こうしよう。お前が店の借金を片付けてくれたら、この話はなかったことにしてやる」って、ふざけんなよっ!最後には切れて、「今すぐ屋根から草取り除いて、牛にでもなんでもやれっ!」と怒鳴り散らしてやった(レシンゴがそんな私にびっくりして、相手のマサイに「やめろ!」と仲裁に入る)。

そして反対側のご近所には、毎週のように「ここはオレの土地だからお金払え」(彼の土地じゃないのに!)と要求してくる強欲キンパイじじぃが健在。訳分からない手紙(脅迫状?)みたいなの来るし、嫌がらせで「ムズングの道を通れなくしてやる」と通り道に木を置いてみたり、うちのフェンスに牛を突進させてみたり(ムサシ、ぶち切れ)、毎週違うことをやってくるので「今週は何をしてくるか、キンパイ?!」と、うちのみんなはドキドキよ。本当の大家がキンパイに「うちのムズングに嫌がらせするのをいいかげんにしないと裁判所で訴えるぞ」と脅迫したので、この2週間ほど静かだけど。マサイランドに毎日住んでいるムズング(もしくは他の部族)同士の集まりになると、いつもどうやってマサイにしてやられたかって話がもっぱらの話題ですわ・・・(苦笑)。



9月23日

レシンゴの「戸棚=オーブン」話で思い出したんだけど、そういうば、うちのアスカリが「食料戸棚」と呼んで野菜やらウガリの粉やら入れているのも、実は「戸棚」ではないんだよね。彼らの「食料戸棚」=「犬小屋」です。ナイロビから犬を運んできた木の犬小屋が空っぽだから犬用品とか入れてたんだけど、気がついたらアスカリが犬用品を取り出して勝手に自分たちの食料入れてた(汗)。ジェーン、無言(前にアスカリが勝手に猫の皿使ってご飯食べていたのを発見した時も、彼女は無言)。一応、「それ、犬の家だよ」って言ってあげけど食料入れるのやめてないから、気にならないらしい。本人たちがいいなら、私も勝手にやってくれって感じ。でも、こないだアスカリが「うちの新生児にあげたい!」とヤマトのベッドを欲しがったのだけは断った。「ヤマトのだって」って言ったけど、「洗うから問題ない」んだと。ウンコで家作る人たちだから、そんなことは気にする値にならないのかね・・・。



9月22日

今日は、岩から飛び降りる時に着地を失敗して、足をくじいてしまいました。なんで岩から飛び降りてるんだ?って聞かれても困るだけど(っていうか、ただ丘の上から保護区を岩の上からみんなで見下ろしていただけ)、はっきり言っていつもドジです。岩から車まで1時間くじいた足で歩いたので、家に帰って来てからかなり痛みましたわ。そして、夜は地獄のジェーンの民間療法(熱湯(ケニア人には暑くないらしい)に足入れられてすっげ〜痛いマッサージ)。真夜中のサバンナに私の叫び声が響いていました・・・(アスカリもびっくり)。



9月21日

こないだナイロビにいた時に送ったオーブンがやっとマラに到着しました。オーブンを家の中に運んで来てくれたワーカーのジョンとドッグハンドラーのレシンゴ。クッカーに火をつけるのを見て、「すごい便利だね!」と感動するレシンゴ。そして、クッカーの下にあるオーブンのドアを開けて、

「ここは、物を入れる棚か!ますます便利だね!」

と、さらに感動しているらしい。っていうか、物入れたら、焼けるぞっ!(この人たち、本気で言ってるから怖いんだよね) 

何はともあれ、念願のオーブンだ〜!でも、ガスオーブンは初めてなので温度調整の仕方が分からない。何か焼いてみて自分でチェックしないといけないっぽいらしい・・・。



9月20日

丘の下でキャンプサイトの回りでうろついていたバッファローが射殺されたらしい。観光客のテントを破壊したようで、危険だからだって。射殺されたのは夕方4時半ごろ(私ゃ、近くにいたのになぜか銃声聞こえなかった)。観光客がゲームドライブに行っている間。射殺されたなんて知らせられないから、「あらっ、今日はバッファローがいなくなったみたいだわ」なんてムズングたちはゲームドライブから帰ったら言ってるのかもね。そして、近くに住むマサイがマイナイフを手元にどこからもなく参上し、死体は30分以内に奇麗になくなったとさ(はやっ)。肉食獣からね〜、ここの人たちは・・・。



9月19日

ドッグハンドラーのレシンゴは、27歳。ぐうたらなマサイの中では珍しく勤勉で頑張りやさん。犬の仕事もだいぶエクスパートになって、頼りがいあります。その彼が来週に初めての「エンカプティ」(婚約)するそうです!相手は18歳で高校を卒業したばっかりの子。そして、結納の牛は5匹。そして、シュカ(赤い布)とかいろいろ届けるらしい。「どうしても結納の日が変更出来ない」と泣きつくので、来週は休暇やったっす。人生の大舞台だ、頑張ってこい!



9月18日

ナイロビのMちゃんから電話があって、「ヌーがすごいことになってるんでしょ?!」。ヌーがすごいこと?このところ1週間以上丘の下に下りてないので、保護区で何が起こっているのか知らんっすよ。「河渡りがすごくて、ヌーが自殺しているんだってね!この世の終わりだって聞いてるよ!」。ヌーが自殺してるんっすか?!ドッグハンドラーのレシンゴに聞いてみると、「飛び降り自殺だ」と言う(そりゃ、ただの河渡りだろうが!)。やっとヌーが大量に来たのね〜。ならば、マラブリッジはヌーの死体が何百も流れついて、腐敗臭いっぱいに違いない。ケニアのマサイマラにヌー(=観光客)を取られまいとタンザニア側でサバンナを焼き払い(新芽が生えるからヌーがそこに移動する)。そしてケニアのナロック州はトランスマラ州にヌー(=観光客)を取られまいとサバンナを焼き払う。この3ヶ月ほど続けられていた大自然のミラクルの陰に隠されたえげつないヌー争奪戦も、通常のトランスマラにヌーがやって来たことで、やっと終わるのね〜。



9月17日

よく獣医師さんから「現地でお手伝いしたい」というメールをいただきます。皆様のご好意はとても嬉しいのですが、現在は外人獣医師のボランティアを取っていません。理由は、外人獣医はケニア獣医師会にアプリケーションを出して協議会に通さなくてはいけなく、時間がかかるプロセスであるからです。ボランティアも現時点ではプロジェクトの資金集めをしていただける方のみ受け付けております。イギリスの生徒さんは動物愛護団体からグラントを取ってきてくれワクチン打ちの立ち上げなどをサポートしてくれ、オーストラリアの生徒さんはワクチン・キャンペーンのスポンサーのアメリカの保護NGO関係で来ていました。現在アメリカの救急医療獣医さんからボランティアの問い合わせがありますが、彼はアメリカの犬猫雑誌に記事を書いてファンド集めをしてから来るという形で参加してもらうことになりました(まだタンザニアのワクチン打ちかうちらケニア側か決まっていませんが)。

「なんでもします!」と言ってくれる方もいますが、出来ることならプロジェクトの現地活動はケニア人に「仕事」とした形で手伝って欲しいと思っています。この土地で生きる人たちだからこそ、私がいなくなってもどこかで教え込んだスキルを使って生き延びて欲しいと思うからです。現地での活動範囲ではケニア人スタッフで回していますが、プロジェクトでは外人が出来てケニア人にあまり得意ではない分野のことではいつでも手伝って欲しいと思っています。今、必要としているけど私が忙しすぎて一人では出来ないことは、

・ 狂犬病についてのパンフレット(英語、スワヒリ語)→コミュニティーに配るもの
・ 狂犬病についてのポスター(英語、スワヒリ語)→犬に噛まれたらどうするか対応の説明
・ 狂犬病のビデオ入手、そして、その英語、スワヒリ語訳
・ 学校などで狂犬病についてレクチャーする時に利用出来るツール(電気ないので紙芝居など)
・ 海外でのプロジェクトのパブリシティー(雑誌、レクチャー)
・ 海外でのファンド集め(チャリティーウォークや学校でのレクチャーなど)
・ 牛の病気と薬の使い方のハンドブック作成(スワヒリ語)
・ プロジェクトのHP作成(英語、日本語)
・ メールマガジン作成(英語、日本語)

つまりケニア国外でのサポートを必要としています。いくら私がマサイランドに貢献したいと思っていても、これらはどう逆立ちしてもマサイに仕事としてあげることは不可能ですから。書く文章の内容や語学の問題などは私がヘルプ出来ます。興味がある方はいつでもメールください。



9月16日

このごろ同じようなコメントをいろんな人からいただいているので、日記に書かせてもらいます。まず、ナイロビ大学に入学したいということについて。実際にナイロビ大学を出ている私から言わせてもらうと、最初に先進国の大学で専門分野を学んでから、次のステップとしてくる方がいいのではないかと思います。最初に基礎をつけてからじゃないと、最初から発展途上国の遅れた学問だけしか知らない人間になる可能性が大。ケニア国籍の人間がケニアで働くならいいかもしれないけど、外人としてケニアで働くことになると「なぜケニア人を雇わないで外人を雇う必要がある。ケニア人に出来ない何が出来る」ということをベースに労働ビザが下りるので、ケニア教育だけだとケニア人と代わりないのでかなり外国人として不利です。反対に海外の大学で専門学を学んで、アフリカでフィールド経験を積んでマスターとか取ったりしている人は、自国ですごく評価されるし、自国の施設からアフリカに派遣されることが可能です。そうしないと食べていくの難しいですから。ナイロビの日本企業でも現地雇いだと外人でも月10万円いくかいかないか。自分で事業など始めようとすれば、ビザ6000ドルとかかかるし、銀行の見せ金100万以上必要だし、大変。アフリカは最初っからどっぷり入ってしまうと、後で現地でまともな活動をしようとすると先進国でのクレディビリティーがなくて苦労します(私の経験から)。



9月15日

私のマサイ・ネームは、「ノーンギシュ」(牛好きな女)。この地域の対外のマサイはこの名前を知っているぐらい結構有名。そして、気がつけば、うちの犬たちにもマサイ・ネームがついてた。こないだ首にしたアスカリの代わりに入った2人のマサイの一人がつけてるっぽいっす。

シノ→「エンカイユニ」(キジャーナ、息子)

マイレ→「オロジュー」(毛むくじゃらの動物)

ムサシ→「オロワル」(シンバ、ライオン)

ヤマト→「エンダンギライ」(ショーショー、ばあさん)

コユキとマリモには特に名前はついていないようだが、マリモはマサイによく「イメ・ノーナ・カマ・コンドー」(羊のように肥えてるな)と褒められてます。太った女の人を見ると、「アメ・ノーナ・カマ・コンドー、ムズリ!」(すばらしい、羊のように肥えてる!)と絶賛するマサイ。太っちょマリモは人気みたい。それよりも、シノが垂直ジャンプ(喜ぶとよく飛ぶ)してるのを「モラン(マサイの戦士)みたいに飛ぶぞ!エンカイユニ〜!!!」と大喜びしているアスカリにゃ、笑える。新アスカリ、エンカイユニのファンらしい・・・。



9月14日

今日、ワクチン打ちの前に学校で子供たちに狂犬病についてのレクチャーをして来ました。エイズ、結核、マラリアの「Big 3 キラー」の陰に隠れてしまって、あまりその恐ろしさが知られていない狂犬病。実は、毎年世界で55,000人の人が狂犬病によって死んでいます。そして、その大半はアフリカとアジアの10歳前後の子供たち。毎日100人の子供が狂犬病にかかって死んでいっています。トランスマラでも狂犬病の被害を受けているのは、ほとんどが子供たち。その子供たちが狂犬病とは何か?犬に噛まれたらどうすればいいか?などを知らないのは、恐ろしい。今日は、二つの学校で子供たちに狂犬病について語って来ましたよ。私がスワヒリ語で、そしてその後にドッグハンドラーのレシンゴがマサイ語で。みんな真面目に聞いてくれて、夕方にボーマ(村)を回っている時に学校でレクチャー聞いていた子供たちが手伝ってくれたりした。何かを変えるのは、子供たちのジェネレーションからだもんね。

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9月13日

毎日どんよりした日々が続いております。雲が切れず太陽が出ないので、ソーラー電力がパワーダウン。というか、全然電力ないので夜はろうそく生活に戻ってしまった。ろうそくの光で本読んだら目が痛いし、最悪・・・。そして、車のバッテリーでラップトップ充電してのメールチェック。ブッシュ・ライフ、リターンズ・・・。雨が沢山降ると水補給の問題が解決するけど、太陽さんがいなくなるのでソーラー問題が発生。どっちか取れと言われれば、水の方がライフラインだから文句は言わない方がいいんだろうけど、面倒くさい・・・。

そして連日続いている台風のような大雨の第二弾は、なんと雹!えぇ、アフリカの空からピンポン球ぐらいの氷が降って来ましたよ、大量に!びっくり!おかげで、せっかく雨が降って育ち始めていた庭の野菜たちが、大打撃を受けた。ジェーンの野菜の葉っぱ、ピンポン球ぐらいの雹に辺り穴が開きまくりだし・・・。それにしても、雨やら雹やら寒すぎる、マサイマラ。風邪引いてるのに、寒い〜。鼻水、くしゃみが止まらんっす。こんな大雨の中では犬を探せないので、ちょっとワクチン打ちはゆっくりペース。というか、雨が降りすぎてワクチン打ちに行く道がドロドロだったり川が氾濫してたりして、車が通れないんだよね。大自然に左右されまくる私の人生・・・。こういう不便な時だけでも、先進国に避難したいかも。



9月12日

喉痛いし、鼻がつまって、苦しい。しんどいっす・・・。



9月11日

おととい大雨の中で車の修理やらタンクの水の調達とかやってたら、思い切り風邪引いた。鼻水出るわ、喉が痛いわ。この2日間、しんどいっす。こういうしんどい時に限って、トイレの排水が破裂し、家の中でトイレが使えなくなるなんて最悪(涙)。この3日間すっごい台風みたいな大雨続きで、その中を雨でビショビショになりながら外にあるトイレ(ポットン)に駆け込むと、先客が・・・。

ヤギ!(しかも、10匹もいるし!)

あまりの大雨に放牧中のヤギがトイレの中で雨宿りしてるっ!トイレの中にぎっしり、ヤギっすよ・・・。すっげ〜、びっくりした!すっげ〜、一人で大笑いした!大雨の中を走って行ったのでカメラを持っていなかったのが、すっごい残念!



9月10日

頑張って車を修理してくれているフンディ。2日かけて車を修理してくれたのは嬉しいけど、試運転の時にすごい勢いで後ろ見ないでリバースして、うちんちのゲートとフェンス壊しおったわい・・・(汗)。

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ゲートを押さえていたうちのワーカー、手から流血。

っつ〜かさぁ。やること信じられないんだけど、マサイ!びっくりして誤りもせずに黙り込んで、「コンサーバンシーのボスには言わないでくれ」って、子供かいっ!



9月9日

今日は車の修理の日です。昨日の夕方にコンサーバンシーから私にさらわれて、今日は一日うちに拉致されて日曜だってのに強制的に仕事させられているサイトティ(ソーラー付けてくれたフンディ)。

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ダッシュボードが外れたぞぃ。ホントかよっ・・・(汗)。

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うちに水を1000L持ってきたくれた近所のドライバーも、びっくり。

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ホントに元に戻るのかいな・・・?



9月8日

はい、今日は「狂犬病の日」です。でも、そんなことを知るマサイは一人もいないので、いつもどうりのワクチン打ちの日でした。今日で、2200匹に突入!



9月7日

雨が少しだけど、丘の上で降り始めました。でも、なぜかうちの家を避けて通っていくんだけど、なぜじゃっ?!



9月6日

土曜日(9月8日)は、「狂犬病の日」です。

http://www.worldrabiesday.org/index_en.php



9月5日

マサイと戦いながら続けているワクチン・キャンペーンも順調、順調。犬の数も、なんと脅威の2,100匹になりました。最近は、私は「ママ・ヤ・ンブア(犬おばちゃん)」と呼ばれ、ドッグハンドラーは「キジャーナ・ヤ・ンブア(犬青年)」と呼ばれ、私の愛車は「ガリ・ヤ・ンブア(犬の車)」にまでなりましたよ・・・。犬の首輪をつけるマシーンを持つキジャーナと、注射器を持ち歩くママ。そして、「犬の首を締めないの!犬の名前を呼んであげなさい!犬の頭をなでてあげなさい!無理矢理首締めたりして犬が叫び声あげたら、ワクチン打ってやらないから!」と、マサイをしかりまくっているママです(しょっちゅう)。「ベンベレーザ・ンブア!」(犬をなだめなさい!)が合い言葉の、うちらのワクチン打ち。マサイには、犬をベンベレーザするなんて理解不明。犬の首を締めたぐらいでなんで人にとやかく言われないといけないんだって感じでしょう(首を締めて犬がオシッコもらしながら意識失ったりすると、みんないっせいに大笑いするからね)。トランスマラでうちら犬コンビを知らない人はいないって感じ(笑)。



9月4日

こないだから、車の調子がおかしいっす。運転していると、ハンドルの近くから煙が出るんだけど、やばいっしょ・・・。コンサーバンシーのメカニックに電気回線をチェックしてもらったけど、2回とも煙の出場所が分からず。日曜にダッシュボード全部取り外して、煙の出て来る場所を調べることになった。

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煙がどこから出ているか、ついに見つからず・・・。



9月3日

8月で保護区の境界線から15−20キロのエリアを、タンザニアまでカバーすることが出来たので、9月のスケジュールは2番目のバッファーラインです。今日は、イソコンというマサイの村へ。「朝9時からワクチン打ち」と伝えておくと、その時間までに犬を連れて来てくれるカレンジン・ランドとは大違いで、イソコンに着いたら、誰もいない。「犬を集めておけ」ってスピーカーで放送までしたのに、広場にいたのは、

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アヒル2羽・・・(おい!)

あすかさん、顔凍る。ドッグハンドラー、無言。生徒さん、唖然。そして、うちら3人の前をガーガー鳴きながら尻フリフリ通り過ぎていくアヒル(まるで漫画)。な、なめてんのかよっ、マサイの奴らっ!(あすかさん、激怒!)



9月2日

昨日の森のすぐ外で見つけた不思議な光景。これって、いったいなんだと思う?

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岩の上に石で囲いが作ってあって、その中に小石がいっぱい入っています。まじない?宇宙との交信?私ゃ、てっきり黒魔術の部類かと思っていたら、なんと!

マサイのガキんちょのママごと!

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大きく囲ってあるのは、ボーマ(村)のフェンス。左のは牛の広場(私が勝手にフェンスを開いてみました)。真ん中のは、人間が寝る場所。右のは、子牛や子やぎなどが寝る場所らしい・・・。5歳ぐらいの子供がよくやる遊びなんだって。絶対に聞かなかったら、分からなかったわ!



9月1日

ロルゴリアンへの道沿いにある「DUPOTO FOREST」とかいう森の看板。通り過ぎるばっかりで、中に行ったことがなかった。今日、行って来ましたよ。すご〜い、全然木が切り倒されていない森だ〜!ゾウの繁殖地らしく、ゾウの足跡や木を食べた後がいっぱい。珍しい森林の鳥もいっぱいしたし、とっても素敵な場所だったわ。

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こんなでっかい枝のロープが!



8月31日

このところ、ずっと雨がなくて、乾いております。そして、ついにタンクの水がなくなってしも〜た!雨乞いも効果なく、水を汲みに近所のキャンプへ・・・。パークの方は雨が降ってるのに、なんでうちの回りだけ雨が降らないんじゃい!



8月30日

短かったナイロビ滞在だったけど、今日マラに帰ります。日曜日にオーストラリアの学生さんがアタッチメントに来るので、それまでいつもお世話になっているAさんの娘さんが遊びに来てくれることに。いつも一人でつまらない運転も誰かが一緒だといいね。家に帰る途中でマラ川の辺りのムズング友達のシャンバ(畑)で新鮮野菜もゲットして、上機嫌じゃ。

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トラちゃんと、新しい猫のうりちゃん(うり坊のような色合いだから)。



8月29日

今まで持っていたオーブンは電気オーブンだったので、マラに引っ越しをした時に売ってしまったのね。マラ生活がだんだん充実して来たけど、やっぱり、料理やお菓子作りをする為のオーブンが欲い。という訳で、ナイロビでオーブン買ってしまった!そして、自分の車は運ぶことが出来ないので、キチュワにお頼みしちゃった(また)。ありがとう、キチュワ!そして、いつも迷惑かけてしまって、ごめんね〜!



8月28日

昨日から連チャンで、インジェラ。マラにいる間にやたらインジェラが食べたくなっていたんだけど、さすがに2日続けてインジェラはキツイかも。マラからナイロビに上がってくると、いつも仕事と私生活の買い付けなどで、めちゃくちゃ忙しいよね。なんか分刻みで動いているって感じだわ・・・。



8月27日

久しぶりのナイロビ。なんか排気ガスがすごい。ずっとこの町で何年も暮らしてきたのに、久しぶりにど田舎から都会に出てきてるから、やたら気になるっす。どうにかしようよ、マタトゥーの排気ガス!