「7月から10月ぐらいの間、うちの裏の森には保護区からゾウが移動してくる。毎日森からゾウの声が聞こえてくるし、夕方になるとゾウだらけになるので、この時期はマサイでも6時以降とかは歩いている人はあまりいなくなるほどである。
そんなゾウの声を聞きながら、「もうすっかりゾウのシーズンだな〜」などと季節の変わり目を感じていた時、私のHP「獣の女医inアフリカ」の読者から以下のようなメールが届いた。
「地球温暖化をテーマにしたテレビ番組を日本で放送していました。ケニアでの問題も紹介していて、温暖化により乾期が長く続くようになった結果、象が食べ物を求めて村を襲い人間の畑を荒らすようになったとのこと。その際、何人もの人が象に殺されているといってました。先進国がCO2大量排出→地球温暖化→アフリカ等の砂漠化→野生動物の住かの減少=食料の減少→人間の耕作した畑を荒らす、と言う流れに感じました。温暖化は人間がやってきた事のツケであり、人を襲った象には何の罪もないと思うし、殺された人間ももちろん何の罪もないと思います。根本的な解決は、温暖化を防止して地球を元の自然体系に戻すしかないと思うのですが、動物と人との共存という昔から日本にもある問題がケニアでも起こっているんですね。」
先進国のCO2大量排出がいろいろなネガティブな現象を起こしているのは、否定はしません。しかし、私の個人的な意見を述べさせてもらうと、最近なんでもかんでも地球温暖化と結びつけ過ぎではないだろうか?と感じてしまう。野生動物の住かの減少は、ただ単に人間が増え過ぎて、人間が生き延びる為の自然界からの需要、もしくはビジネスの為の自然界の需要が多くなり過ぎたからではないのでしょうか。アフリカ等の砂漠化問題が重視されているエリアは、今世紀に入ってからすでに野生動物がほぼ全滅してしまったエリアがほとんど。それに比べて、現在Wildlife Conflict (野生動物との衝突)が起きている地域は、この50年ほどで爆発的に人口が増えた場所や、野生動物生息地がすべて大規模な農園に姿を変えた場所が主です。それに北極や南極の氷が地球温暖化による1−2度の変化で大きな影響を及ぼすのに比べて、野生動物との衝突の問題が重視される東アフリカ、そして南部アフリカの国で「地球温暖化→アフリカ等の砂漠化→野生動物の住かの減少=食料の減少→人間の耕作した畑を荒らす」という方程式はどうも当てはまらない。
ケニアだと、ゾウとの衝突がある場所はすべて国立公園の外に広がる Seasonal Migratory Route(季節によって移動する動物が通るルート)や Wildlife Dispersal Areaと呼ばれる「野生動物が野生動物地域から出て来ても生息可能なエリア」が「人間が住むエリア」もしくは「農場」に姿を変えたエリアである。その地域に住む地元住民が「農耕民族」の場合はゾウやその他の草食動物との衝突であり、「遊牧民」の場合はライオンやヒョウなどの肉食獣との衝突が起こる。体重7トンもあるゾウや百獣の王でもあるライオンなどを相手に繰り広げられるアフリカでの野生動物との衝突は、他の国の共存問題よりもかなりシビアな状況であることは言うまでもない。
1970年代にケニア北部最大級であった35,000頭の肉牛を抱える総面積6,320平方キロメートルのガラナ牧場では、20年の間に家畜や人を襲う「害獣」と見なされたライオン500頭以上が射殺されている。この数字は年間25頭のライオンが射殺されたということを表しているが、ライオンは家畜を10頭殺した時点で害獣とみなされ射殺の対象となっていたので(10頭以下を殺さなければ害獣とみなされない)、乱殺されたという訳ではない。そして、現在でも肉食獣の害獣問題の対処として、銃を持たない民族の間でも安く手に入るフューラダンのような毒が肉食獣の命を奪い続けている。
現在は有名なセレンゲティとマサイマラの間を移動する200万頭のヌーの大移動しか知られていないが、実はその他にも1970年代は、マサイマラ国立保護区の外でマラセレンゲティーとは違う独自の移動を続けていた14万頭のヌーの大群もいた。そのヌーの移動していた土地には、1970年後半から大規模な農家が出来上がり、現在のその地域のヌーは4万頭にもならない。ヌーの数が激減したのは1980年前半で、その理由は100,000エーカーという広大なサバンナが麦畑に姿を変えたことと、麦畑に侵入してヌーが害獣として射殺されたことが原因だと言われている。
こないだもナショナルジオグラッフィクスの記事で、「地球の温暖化が90年代でライオンが1000頭も死んだセレンゲティー国立公園でのジステンパーのアウトブレークと関係している」と書かれていたが、それもいくぶん大げさなのではないかと密かに感じている。アフリカでは、過去に10年間サイクルほどで大乾期やエルニーニョなどの大雨期がやってきている。大雨期がくれば蚊が異常発生してリフトバレー熱などの出血熱のアウトブレークが起ったりするし、大乾期がくればダニが以上発生して、ダニからうつる病気に感染する可能性が高くなる。そして、ダニから感染するバベシア症などは免疫力を低くすることから、バベシア症にかかった動物はウィルス感染する可能性も高くなると考えられている。実際にセレンゲティでジステンパーに感染して死んだライオンも、バベシア症とジステンパーに同時感染していたことが分かっているし、疫病学者とウィルス学者によると、セレンゲティとマサイマラのエコシステムの中で定期的にアウトブレークを起こしているジステンパーのウィルスのワイルドストレインが自然界の中に存在しているそうである。ダニの異常発生とウィルスの野生動物への感染が、10年サイクルの大乾期によるものだろうか、それとも地球温暖化によるものなのだろうか。その答えが出るには、もう少し時間が必要なのではないだろうか?
7月8日
書きたいと思った内容でも長過ぎると何日かに分けて日記にアップしている、私。書きたい内容が多すぎる時は、未来日記になったりします。
6月もマラコンサーバンシーのレンジャーの活動は、日本のみなさんの募金により助けられて来ました!5月にとても高額な募金をして下さった方がまた6月に募金をしてくださったり、一人で10回以上も募金してくださったり、いろいろな方からのサポートしていただいています。みなさん、本当にありがとうございますっ!!
正式な会計報告は1年経った時点でネット上で出す予定ですが、それまで今年の1月からマラコンサーバンシーがマサイマラのツアーオペレーターとマネージメント宛てに出している月末リポートを私のHP上にもアップしました(通常はマラコンサーバンシーのHPで出ています)。マラトライアングルで1ヶ月の間で起きたあらゆる出来事(野生動物、セキュリティー、観光、設備、運営、経理などの月刊報告)が書いてあり、私の毎月の寄付は「Revenue & Accounts」に2月から毎月提示されています。
〜〜〜〜2008年のマラコンサーバンシーの月末リポートから〜〜〜〜
2008年1月
2008年1月の選挙後の大惨事の後の観光客の大幅の減少に伴いマラコンサンバーシーの収入が激減しました。50%の減少だと予想されていた観光客の数は、実際には80%近い減少でした。今後の何ヶ月を生き延びる為に私達はオペレーション経費の大きなカットをせざるを得ません。以下の項目の経費がカットされました。
・資本支出の停止
・新規のプロジェクトの制限
・道路修理用グレーダーの停止
・道路修理用トラクターの停止
・マサイに対する家畜の損害賠償支払いの停止
・コミュニティースカウト(保護区の外をパトロールする人たち)のカット
・アンチハラスメント用の車の停止(3台中、2台停止)
・密猟者逮捕の為の夜間パトロールの全面停止
・密猟対策パトロールのエリアの大幅な減少
・保護区外のパトロールの減少
・正規スタッフ以外、すべてのテンプ・スタッフの解雇
・スタッフの食費カット
2008年2月
“We have been very fortunate in receiving support to meet our projected shortfall and would like to thank the following for their support. I would particularly like to single out Dr. Asuka Takita for her support; she has raised US$ 29,000 in three weeks through her articles and blog for the Mara Conservancy. This shows the power of the Internet in raising funds if the message is right. “
「経費の赤字を補う為、いろいろな方からのサポートを受けたことにとても感謝しています。特に3週間のうちにブログや新聞記事を通して29,000ドルの募金を募ってくれたドクター明日香への感謝の気持ちをを伝えたいと思います。呼びかけのメッセージが正しい時のインターネットを通しての募金の威力を知らされました」
2008年3月
“Dr Asuka Takita has raised US$ 51,000 for the Mara Conservancy in February and March through articles she has written, and through her Blog. This is an amazing achievement and we are most grateful for her support.“
「ドクター明日香は、2月から3月の間に自分で書いたブログと新聞記事を通して合計51,000ドルの募金を募ってくれました。彼女の素晴らしいサポートに感謝します」
2008年4月
“We banked US$ 23,000 from Wildlife Direct and a further US$ 25,000 from Dr Asuka Takita. I would like to extend our sincere gratitude to Asuka for raising in excess of US$ 50,000 for the Conservancy. “
「今月はワイルドライフダイレクト(http:// maratriangle.wildlifedirect.org)を通して23,000ドル、そして、ドクター明日香からさらに25,000ドルの送金を受け取りました。既にマラコンサーバンシーの為に50,000ドル以上の募金を募ってくれた明日香に感謝します」
2008年5月
“Dr Asuka Takita ? who has raised US$ 71,357 (Ksh 4.3 million) and WildlifeDirect ? through which we have channelled approximately US$ 35,000 (Ksh 2.1 million), we would not have been able to continue operations. “
「総額71,357ドル(430万シリング)の寄付を募ってくれたドクター明日香と、総額35,000ドル(210万シリング)を集めてくれたワイルドライフダイレクトの援助が無かったら、私達の活動は止まっていたことでしょう」
2008年6月
“Dr Asuka Takita has now raised US$ 90,000 (Ksh 5.9 million), Mr J Kimojino and Mr W Deed have raised US$ 50,000 (Ksh 3.2 million) through WildlifeDirect and Anne Kent-Taylor has pledged another US$ 11,000, bringing her total to US$ 26,000 (Ksh 1.7 million). “
「現在のドクター明日香の寄付の総額は90,000ドル(590万シリンング)、ワイルドライフダイレクトのJ.キモジノとW.ディードの総額は50、000ドル(320万シリング)。そして、アン・ケント・テイラーはさらに11,000ドルの寄付を約束してくれ、彼女の総額寄付額は26,000ドル(170万シリング)になります」
MARA CONSERVANCY MONTHLY REPORT
もっと詳しいことは、こちらのページから!
1月から毎月US$50,000 (約525万円)の赤字を抱えながらレンジャーを一人も解雇しないで活動を続けてきた、マラコンサーバンシー。日本や世界各国からのいろいろな人のサポートで保護区閉鎖をここまで逃れて来ました。観光客が全く来なかったと言っても過言でないこの半年間のうちも、レンジャーたちは黙々と密猟者からマラトライアングルを守ってくれ、彼らが2001年にパトロールを開始してから、この6月で合計1,037人の密猟者の逮捕することに成功しました!(驚異的な数字!)日本から募金をしてくださった方達も、いったいどういう人たちをサポートしているのか、レンジャーたちの仕事はどのようなことをしているのだろうか、と、いろいろ疑問に思っている人もいると思います。なので、観光客が安心してサファリを楽しめる環境を守り、そして、野生動物を密猟者の手から守っているレンジャーたちの陰の活躍ぶりをアップすることにしました。普段は公の場に出ることのない彼らのヒーローぶりをぜひ見てあげて下さい!
サバンナを守る人たちの仕事風景
カッコいいから、彼らの仕事っぷり!!
マサイマラでの私の写真コレクション♪

●マサイマラの野生動物を守るレンジャーをサポートしてあげて下さい●
★★★日本からマラコンサーバンシーに寄せられた募金額★★★
* 2008年7月3日現在の延べ寄付金額
・・・・・ 9,843,676円
* 第1回目の募金(2008年2月25日)
・・・・・2,535,758円
* 第2回目の募金(2008年3月31日)
・・・・・2,586,250円
* 第3回目の募金(2008年5月15日)
・・・・・2,003,599円
* 第4回目の募金(来週予定)
* 目標金額(約半年間の活動資金)
・・・・・15,000,000円
* 皆様のご協力のお陰で目標金額の2分の1に到達するが出来き、とても感謝しております(現在までの募金者リスト)。これからもご支援宜しくお願いいたします!
*
●ネットによるマラコンサーバンシーへの寄付先。
● 「We Cannot Lose the MARA」のステッカー!
●銀行口座:
「マサイマラ巡回家畜診療プロジェクト」
三菱東京UFJ銀行
大森支店 普通預金
口座番号: 1299787
●郵便振替口座:
「マサイマラ巡回家畜診療プロジェクト」
口座番号 00100-0-667889
7月7日
しばらく真面目なトピックについて語っていたので、今日は、息抜きです。マラトライアングルの隣のコイヤキに去年ぐらいに出来た新しいロッジのHPを見て、思わず床を転げ回って笑いそうになりました。いや〜、昔、弟が送って来てくれたアジアの間違った英語の使い方にも爆笑させていただきましたが、このロッジの間違った日本語(日本語のサイトがあった)にも笑わせていただきましたよ。翻訳プログラムを使ったのは分かるんだけど、これじゃ、絶対に日本人の観光客は来ないだろうね・・・。
「位置: 高貴なMaraはある 置かれる Maraの川の普及した「Hippoくねり礁湖」のセクションの半島のマサイ族Maraの西部のKoyiakiの保存区域では。 ロッジは世界的に有名な移動の川の交差点の少数のマイルドライブの内にのある Koyiaki-Kichwa そしてヒョウのたまり場と同様、「Mara Serena」の ヒョウの峡谷、BBCで強調されて 大型の猫科動物日記 プログラム。 私達は、11月への6月の移動の季節の間に、たくさんのヌーがキャンプの周囲で牧草を食べるために一点に集中する移動ルートにいる。 1月から4月への草が国民予備区域で高いとき、herbivoresのほとんどおよび予備のライオンは私達の近くでより短い草のためにそれによりゲームを 作る高貴なMaraのKoyiaki区域に、運転する東のマサイ族Maraのほとんどのキャンプのための好みを移住する。 キャンプの沼地、あるhippoのプールの礁湖 waterholeは、ゲームドライブを伴って、Maraの高貴な場所忘れられないサファリの経験の中のゲームの観覧をする。 私達のゲストのほとんどはすべての眺めと報酬を与えられる 大きい5 水牛、ライオン、象、ヒョウおよびサイ。」
なんか、最後まで読み終えるのに、かなりの気合いを必要とします・・・。「大きい5」というのは、ひょっとして「ビッグファイブ」のことかい?!
「川の客用の部屋の調節: 高貴なMaraに広い6贅沢川の正面と置かれる水洗便所、bidets、対の洗面器が、贅沢なシャワー、湯、電気およびテレホンサービスある客用の部屋がある。 すべての川の客用の部屋に贅沢な手によって切り分けられる調度品、優雅な麻布、緑豊かなタオル、浴衣、スリッパ、洗面用品および4柱式ベッドのベッド(1人の極度の王か2つの倍がある; 加えられる付加的な寝具はお好みであれば傘、レインコートおよび防虫スプレーと)供給され。」
確かに「水洗便所」だと思うけど、「便所」って言葉使っちゃっていいの??おまけに、優雅な麻布って何?教えて!浴衣も出してくれるの?!最後の文章ブツっと切れてるし。
さらに次のページに行くと、
「ゲーム・アウティングー テレビジョンのプログラム,ディスカバリー・チャンネル,アニマル・プラネット,ナショナル・ジラフィックそしてBBCで みられる やせいかいの じつぶつを たのしめる。アフリカで ビッグ・ファイブをみたいならばマサイ・マラが いちばんの ばしょといえる。 わたくしどものゲーム・アウティングはマサイ・マラのなかで も とてもユニークな ばしょに つれてゆく。 ロイアル・マラの ちかくではマタニティーだいかぞくが みられる。 ちかくのレパード・ゴージに いっ てみること。 BBCキャット・ダイアリーで ゆうめいになったレパード,なまえはシャドー。 レインボー・ヒルに いくと しろいいろで とても めず らしい リノソロスを みながら あしで ゲーム・アウティングが たのしめる。 もしも, くろいいろのリノソロスをみたければ,ていきてきに セレン ゲティーから うつってくるのでリノ・リッジにも いって リノソロスをみることができる。 BBCによって フィルムされた ムシアラ・マーシュにゆく と,チータも みられることがある。 ぞうとバッファローを みたければ ロッジの ちかくで みられるので とおくまで でるひつようはない。」
ひらがなカタカナ攻撃じゃ〜〜〜〜・・・(涙)。
「だいどころせつびー ひがしアフリカのなかでいちばんの だいどころせつび
わたくしどもロイアル・マラでは,こうきゅうな たべものは こうしつな だいどころの せつびから うまれるとしんし゛る。 すべての だいどころよう ひんはヨーロッパせいひんである。 ほかのサファリ・キャンフ゜とのちがいは,やせいせいかつの かんきょうに やむおえず かぎられた せつびでしかな いということはなく,すべての だいどころようひんは まあたらしい。 おおがたの れいぞうこ,れいとうこ,オーブン,コーヒー・メイカー,ジュース・ メイカーと,さらあらいきも せつびされている。 わたくしどものシェフに たのしくゆたかな かんきょうのもとで まいにちりょうりが できるように だいどころようひんには ひつよういじょうに おかねがかけられている。」
だいどころせつびー、だらしないから語尾を伸ばすないっ!
「ていきてきに しんせんな さかなが みつかれば モンバサから もってくるが いまのところ むつかしい。 おいしいにくとバラエティーなるサラダはほしょうされる。」
新鮮な魚は、今のところむつかしらしい・・・。だが、肉とサラダは保障してくれるそうだ・・・。
最後にゃ〜〜〜〜
「私達の贅沢なグルメ向きのビュッフェを楽しみなさい」
命令調です!そう、楽しみなさい!リラックスしなさい!
「げんちじんであるマサイぞくの ぶんかを しるためにも そこへ いってみること。」
そうそう、そこへ行ってみることです!
みなさんも、素敵な日本語で説明してくれるロイヤル・マラは、いかがぁ〜?っていうか、やばいって、この日本語。こんな日本語のサイトだったら、ない方がマシだよ。「日本語が変なので、ちゃんと日本語のネイティブに直してもらった方がいいですよ」ってメール書いてみたら、嫌がらせメールかと勘違いされたのか、完全シカト。嫌がらせで書いたんじゃないのに!本当にこんなサイトだったら、日本人来ないぞっ!
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7月6日
いっつもいっつも、規則違反したドライバー相手に嫌な思いをしないといけないキモジノとナイトイ(アンチハラスメントのチーム)は、大変だと思う。アンチハラスメントのチームは、おとなしい性格の人材が多い。なぜなら、お客相手の仕事だから。血の気立った密猟チームと違って、ドライバーたちに違反を言い渡す時も強い口調など使わないよう指示されていて、後でお客をロッジに下ろしてから罰金を支払いにオフィスに来るように言われる(密猟チームだったら、その場で即罰金支払わせてしまうでしょう)。キモジノとナイトイによく同行している友達のウィルは、「彼らは規則違反しているドライバーに遠慮しすぎている」、「ドライバーが注意された後にひどい口調で文句言うのも黙って聞いているし、おとなしすぎる!」とイライラしているよう。
おとといもナイトイが、規則違反したドライバーに罰金を言い渡した途端、セレナのマネージャーが飛んで来て、「うちに泊まっている客にお宅のレンジャーのナイトイが嫌がらせしている。規則違反を取りやめにしてくれ」ってボスに抗議をしだした。心配そうな顔をしてオフィスの外で待っているナイトイ。ボスに「その証拠写真を見せてみろ」と言われ、そのドライバーの規則違反の現場の写真を見せるナイトイ。その写真を見せられると、マネージャーはすごすご帰って行った。ボスから「心配するな。自分の仕事をちゃんと実行しているなら、ドライバーやロッジがどんなにいちゃもんつけてきても、コンサーバンシーは100%レンジャーをサポートするから」と言われ、ポンっと背中を叩かれた後、ナイトイはいつものはにかみ笑いに戻っていた。

密猟チームと合流するナイトイ(右から2番目)。
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7月5日
マラトライアングル内のロッジの中で、一番ガイド・ドライバーの教育に力を入れているのは、キチュワテンボとバテリアー系列だと思う。でも、「Responsible Guiding Workshop」が終わった3日後に、キチュワのドライバーがキモジノがオフロード指定にしたエリアのバリアーを勝手に通過し(タイヤの跡でキチュワと分かった)、その次の日も同じ規則違反したので、罰金を支払うよう言われた。キチュワは去年、罰金(30ドル)支払いを拒否している。おまけにキモジノが車に乗っているお客さんに規則違反をしたことがバレるとドライバーがかわいそうだという理由から、「恥をかかせないため」にスワヒリ語で規則違反のことを説明したことを逆手にとった行動に出た。キャンプに帰って、自分のお客に「レンジャーが嫌がらせをした」と説明し、マラコンサーバンシー宛てに抗議のメールが来たのである。なので、今年からすべてのレンジャーがお客さんにも規則違反が分かるように「英語での規則違反と罰金の説明」が義務つけられ、違反現場をデジカメで写真が撮られることになった。写真を撮るのは、ドライバーやロッジが何年も前から何度も注意されているのに規則を全く守らないから、最後の手段として入れられたようなものである。
公園の規則は、はっきり言って、守ろうと思えば簡単に守れることである。っていうか、レンジャーとかうちらは守ってるぞ。動物のハンティングを邪魔しない、公園内は時速50キロ以上出してはいけない、公園内でゴミを捨ててはいけない、肉食獣に近寄りすぎない、正規の道もしくは草を刈って作られたトラック以外は使用してはいけない、手を叩いたりドアを開け閉めしたりどなったりして動物に嫌がらせをしない、土壌が崩れて草が生えなくなったエリアには草が生え戻るまで車を乗り入れない、保護区には朝6時半から夕方6時半までしか入園できない。はっきり言って、一般常識だと思う。このような単純な規則を守れないのは、理解不明である。
キチュワのドライバーが規則違反2回続けてした現場の写真を見て、お客さんが激怒した(キチュワに対してね、ドライバー教育がなってないって)。そして、キチュワ側とマラコンサーバンシー側がミーティングした。「キチュワはドライバー教育に力を入れているのに、非常に残念なことだ」と言われると、キチュワ側は「教育に力を入れてるのが仇になってると思う。なぜなら、お宅らのレンジャーは一日中キチュワの車を追いかけて、うちのドライバーがミスするのを見張っているからだ」だと。訳分からない幼稚な言い訳に、みんなかなり気分害したらしい。どこの誰がキチュワの車を一日中追いかける暇があるんだよ・・・。そんな暇ないし、そんなくだらない理由ってあるかいって感じだね。そのバカな一言でボスが怒ったのが向こうにも分かったのか、急に態度を激変(ボスはめったに怒らないので、さすがにやばい発言したと思ったらしい)。自分たちのドライバーに「レンジャーの仕事をリスペクトしろ!規則違反をしたら、うちのマネージメントが許さないぞ!」とキチュワのマネージャー(最初っからそう言いなさいって)。
そして、6月はキチュワのドライバーとドライバー見習いは、キモジノの下で研修を受けることが義務付けられた。キモジノの車に乗って、規則違反したドライバーに注意をして、それが守られないことがどれだけ気分悪いか。どれだけ、動物に対するハラスメント行為か。キチュワのドライバーが壊したバリアー(通ってはいけないエリアに石を何十個も並べて「通行不可能」のサインを置いている)を作るのがどんなに大変か(キモジノは石の運び過ぎで手から血流してたもの)。キチュワのドライバーたちも、やっと理解し始めたらしい。マラトライアングル内にあるロッジのドライバーのマナー改善から始まらないと、ナイロビからやってくるドライバーにしめしがつかないもの。みんな、ちゃんとしてよねっ!
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7月4日
レンジャーのキモジノのメインの仕事は、「アンチ・ハラスメント」。彼の仕事は密猟者を逮捕するチームとは違い、動物に対してハラスメント行為をする観光客やドライバー相手の仕事なのである。観光客が保護区の規則を守っているか、近づき過ぎることで肉食獣のハンティングやヌーの河渡りを邪魔していないか、などを毎日チェックしている。一日中サファリカーに追い回されているチーターやライオンたちに対して、車は5台以上は近寄らない(規則がないエリアでは50台近く肉食獣に接近したりすることもある)、25メートル以内に近寄らないなど、キモジノの仕事はハイシーズンになるとてんてこ舞いである。まだまだハイシーズンではないが、6月中にすでに8件の規則違反(指定範囲以外でのオフロードと動物に近寄り過ぎ)でドライバーが捕まっている。

マラ川の辺りで、キモジノと。
チーターのハンティングのライン(チーターと獲物の間の線)をカットしてしまったり、ブッシュの中にいるヒョウを見る為にブッシュに突っ込んでいったり、オフロード禁止されているエリア(草が生えてくる為に隔離されたエリア)に勝手に入ったり、動物の前で車のエンジンを切らなかったり、ライオンが寝ているので車のドアを開け閉めしたり音を立てたりして起こそうとしたり(客が写真撮れるように)、あまりのドライバーのマナーの悪さにびっくりすると同時に、動物に対する無神経さに怒りまで感じてしまう。そして、その原因となるのは、動物をより近くで見れることに対して、ドライバー相手にチップをはずむ観光客であることを忘れてはいけません。ドライバーたちはより多くのチップを求め、動物達に無神経に近づいていっているのだから。ちゃんと動物の生態について説明出来ることより、より近くで動物の写真を撮るように接近することに対して払われる、間違ったチップ。ドライバーに対する研修クラスも必要だと思うけど、ロッジ内で観光客にどのようなことをして良いか、どのようなことが動物に対するマナー違反かなどをちゃんとお客に説明しないといけないと思う。動物のいる前で、キャーキャー騒いだり、ゴミを捨てたり・・・。ちゃんとマナーを守って欲しい(レンジャーとか私とかがそのゴミ拾わされてるんだから)。
マラコンサーバンシーの月末リポートによると(このサイトから誰でも手に入ります)、今回の研修に参加したのは、オロナナ、リトルガバナーズ、マラバルーンサファリ、ムパタ、キチュワテンボ、マラシリア、トランスワールドバルーン、マラコンサーバンシーのレンジャーたち。どうやら、マラ・セレナだけ誰も参加しなかったらしい(おいおい)。リポートの最後の方に「マラトライアングル内で一番大きなツアーオペレーターであるマラ・セレナが誰も参加しなかったのは非常に残念なことだ」と書いてあった。ま〜、彼らは何年か前にこの研修をやろうという話が出た時に「ドライバーのスタンダードを決めるなんて、マラコンサーバンシーは何様のつもりだ?!」と反論してきたしな〜。スタンダードなしのドライバーが無責任なマナーで保護区を走り回る方がいいのだろうか、と、私的には開いた口が塞がらないっす。あそこのドライバーって、運転出来るだけのメカニック上がりとかウェイター上がりとかのドライバーいるし、スタンダード上げられたら確かに困るだろうね。ラジオで「どこどこでライオンがいたから、そこに行けばいい」と先に見つけたドライバーからの情報を入れて走るだけのスタイルから、「ちゃんと動物の勉強して、地道に動物の行動パターンを読んで動物を探さないと」いけないからねぇ〜。ホント、ちゃんとドライバー教育しろよな〜。
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★★★日本からマラコンサーバンシーに寄せられた募金額★★★
* 2008年6月20日現在の延べ寄付金額
・・・・・ 8,529,204円
* 第1回目の募金(2008年2月25日)
・・・・・2,535,758円
* 第2回目の募金(2008年3月31日)
・・・・・2,586,250円
* 第3回目の募金(2008年5月15日)
・・・・・2,003,599円
* 目標金額(約半年間の活動資金)
・・・・・15,000,000円
* 皆様のご協力のお陰で目標金額の2分の1に到達するが出来き、とても感謝しております(現在までの募金者リスト)。これからもご支援宜しくお願いいたします!
*
●ネットによるマラコンサーバンシーへの寄付先。
● 「We Cannot Lose the MARA」のステッカー!
●銀行口座:
「マサイマラ巡回家畜診療プロジェクト」
三菱東京UFJ銀行
大森支店 普通預金
口座番号: 1299787
●郵便振替口座:
「マサイマラ巡回家畜診療プロジェクト」
口座番号 00100-0-667889
7月3日
ちょっと前に私が投稿している村上龍さんのメールマガジン「Japan Mail Media (JMM)」にも書いたが、マラコンサーバンシーとUK Travel Foundationが、マラトライアングル内にあるロッジのサファリドライバー相手に開いた「Responsible Guiding Workshop」という研修クラスについて語りたいと思う。観光客がただ単に「ビッグファイブ」を見るだけではなく、マサイマラのすべての動物、鳥、昆虫、植物、気候、そして地質までちゃんと観光客に詳しく説明出来るようになる為の2日間のワークショップである。
南ア、ジンバブエ、ナミビアなどの南部アフリカの国のサファリガイドの知識レベルはとても高いことで有名である。サファリ・ガイドになる勉強も大変だし、実際に試験に通っても下積み時代を何年か過ごさないといけない。その反面、ケニアのサファリガイドの知識レベルは、驚くほど低い(と私は思う)。ワークショップでレクチャーをしたのはザンビアのトップガイドのムヴゥラさん(ザンビアのガイドはウォーキングサファリがメインのところが多いので、知識も半端じゃない)。彼の知識レベルと我がケニアン・ガイドの知識レベルは全く比べ物にならなりませんでしたよ。「シマウマについて5分ほどおもしろい話を聞かせてくれないか?」という彼のリクエストに答えられるケニア人はほとんどいなかったのに対して、ムヴゥラさんさんはシマウマの一般的な説明以外にも、南部アフリカのシマウマにまつわる民話から、過去から現在までの動物学や行動学の興味深い研究などにいたるまで知識の深いこと!(ケニア人、唖然) その後に聞かれた「ソーセージツリーについて5分間ほど語ってくれ」のリクエストには、ケニア人、全滅(涙)。ケニアのサファリガイド試験のシルバーレベル持っているガイドも足下にも及ばない、ムヴゥラさんの素晴らしい動植物の知識に脱帽!
(続く)

ソーセージツリーの下で休憩するライオンたち。
マサイマラでの私の写真コレクション♪

●マサイマラの野生動物を守るレンジャーをサポートしてあげて下さい●
★★★日本からマラコンサーバンシーに寄せられた募金額★★★
* 2008年6月20日現在の延べ寄付金額
・・・・・ 8,529,204円
* 第1回目の募金(2008年2月25日)
・・・・・2,535,758円
* 第2回目の募金(2008年3月31日)
・・・・・2,586,250円
* 第3回目の募金(2008年5月15日)
・・・・・2,003,599円
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7月2日
相変わらず、家に帰って来てからも私をシカトしてくれている、花ちゃんです。慣れているのは、ジェーン、レシンゴ、ポール(庭師)だけ。遠巻きに変な物を見たい興味心にかられるのか、時々私のことを見に来たりはします(ジェーンとかポールの後ろに隠れてジーッと見つめてきて、人見知りしてる子供みたい)。4ヶ月前にレスキューされたすぐ後は私にベッタリだったのに、薄情なバッファローめ〜。最近はバッファロー本来の行動のように、夜中に起きて草を食べたりして、アスカリ(ガード)を困らせてます(ヒョウやハイエナに食われないようにアスカリが見張っていないといけないから)。

かわいらしい丸っこい角から、先っちょが尖っているちょっと大人の角になってきましたよ〜♪

このすぐ後、私の顔を見て、ブモッ!と不機嫌になる・・・。
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7月1日
昨日の話の続き
BBCの記事を読んだマサイマラのマサイは、「コンサベーションに協力している、マラ・マサイに対して不当な書き方だ!」と、か〜なり怒っています。自分たちは家畜を殺されても我慢しているのに、ロッジが使った農薬だと発表しないで、いかにもマサイマラ・マサイがやったと思わせる記事。確かに不公平だと思う。
しかし、このことについて書かれたマラ・トライアングルのブログでの読者のコメントを読むと、「アンボセリ・マサイだろうが、チュールー・マサイだろうが、その他のマサイだろうが、何でもいいじゃないか」や、「フューラダン問題を解決するには仕方ない」などの意見があることに驚いてしまう。
アンボセリに住むマサイ、チュールーに住むマサイ、マサイマラに住むマサイ。みんな、マサイという部族であるが、どこかのマサイがやったことに対して無罪のマサイが汚名をきせられてもいいのだろうか?東京の日本人がやったことをいかにも関西の日本人がやったように報道されたら、関西の人は怒らないのだろうか?もしくは、西海岸のアメリカ人がやった間違いを東海岸のアメリカ人がやったようなニュアンスの記事は叩かれないのだろうか?そして、いくらフューラダン問題が大切でも、ある一定のグループの人がぬれぎぬを着せらるような報道の仕方は正当化されるのだろうか?いろいろな疑問が湧いてくる。
誰もフューラダン問題が絶対に報道されなければいけない問題だということを否定している訳ではない。でも、その為に無実な人が汚名を着せられるようなことがあってはいけないと思うんだよね〜。それが、スーツを着て世界を飛び回っているビジネスマンであろうが、赤い布をまとって牛やヤギを放牧している人であろうが、同じことでしょうとか思うのは、私だけなのだろうか・・・?
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6月30日
真実を報道するのは非常に難しいな〜と、改めて考えされられたことがありました。つい最近日記に書いた「フューラダン問題」についての、BBCのニュース。記事の一つ一つのセンテンス自体は嘘を言ってはいないのだけど、違う場所で起こった話をうまくつないでいるのであるので、どうしても「マサイマラのマサイが家畜を襲うライオンを毒殺している」という印象を受けてしまうので、マサイたちが気分を害してしまった。
1「ケニアでは、遊牧民が害獣コントロールの手段として、有害な農薬フューラダンを使いライオンやヒョウを毒殺しているのが問題になっています」
2「マサイランドではライオンが100頭以下しか残っていなく、絶滅の危機におとされています」
3 「つい先日もこのパワフルな農薬が不用意に使用されたことで、世界的に有名なマサイマラ国立保護区の中でライオンが2頭死ぬというケースがありました」
この3つのセンテンスを続けて読んだ後、詳しい内容を知らなかった人は、10人中10人、「マサイマラ国立保護区でマサイがライオンを毒殺した」という印象を受けてしまっていた。
解説すると、1 と 2 は、アンボセリ国立公園とチュールー・ヒルという場所で起こった出来事である。「アンボセリ・マサイ」と「チュールー・マサイ」は、しょっちゅうライオンやハイエナを毒殺していて、現にこないだ私が訪れたチュールー・ヒルでは1000平方キロメートルの土地に16頭のライオンしか残っていなかった。そして、3 は、実際にマサイマラで起こったことだが、ロッジが農薬使用してライオンが死んだ訳であって、「マラ・マサイ」は何も関係していない。関係していないどころか、2月からライオンやヒョウなどに家畜を殺されまくっているが、経営困難なマラコンサーバンシーをサポートして「家畜の損害賠償」なしの状態をずっと我慢してくれているのだ。若者が害獣のライオンやヒョウを殺すと大騒ぎしているのを年寄りたちが長老会を開いてなだめているのである (続く)。

チュールー・ヒルで毒殺されたメスのライオン。
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6月29日
以前にステッカーを販売してレンジャー基金をサポートしてくださっている方を紹介したけど、今日は、自分で描いた絵をポストカードにして販売した利益を寄付してくださっている方を紹介します。彼女はシンガポール在住の方で、このような素敵なアフリカにもある植物の絵を描いてくれています!

ナイロビのメインストリートでも、11月に咲き乱れる紫のジャカランダ。

これも確かケニアにあると思う(間違ってたら許して〜)。
遠いシンガポールから、素敵な絵を描いてくれて、ありがとうございます!!
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6月28日
今月も皆様のサポートのおかげで、マラコンサーバンシーのレンジャーたちのサポートを続けております!本当に皆さんの協力がなかったら、レンジャーたちは2月から生き延びて来れませんでした!

皆さんの協力で、このように保護区の道を直すワーカーなども仕事を続けられています。道は、セキュリティーを守る為に必要なインフラの一つ。道がなかったらパトロールカーもどこにもいけません。
観光業はちゃんと復活するだろうと多くの観光業関係の人間は予測していたのですが、もうすぐ7月のハイシーズンだっていうのに、ロッジのブッキングはあまりいい兆しが見えないそうです。7月のブッキングは例年の70%。そして、8月は80%ほど。おまけに通常なら6月末から10月末まで続くハイシーズンが、今年は7月中旬から9月中旬のたった2ヶ月しかブッキング入っていないそう・・・。私的には「そんな簡単に人の脳裏からあの恐ろしい暴動の映像が消え去って、半年後に観光客が前年のように戻ってくるのか?」という疑問はやっぱりあったのだけど、その嫌な予感が当たったようです。そして、ハイシーズンのブッキング状況を自分の目で見て、ついに楽天的なケニア人も「観光業はそう簡単に戻りそうにない」と認めたらしいです。観光業が戻って来ないなら、戻って来る日まで私はレンジャーたちの活動支援の呼びかけをヤメることは出来ないと思っています。ヤメてしまったら、密猟者の天国を作ってしまうのと同じだから!
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